くすりのしおり

注射剤
2014年2月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
注射用イホマイド1g
 主成分:
イホスファミド(Ifosfamide)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

DNA合成を阻害してがん細胞の増殖を抑えることで、抗腫瘍効果を示します。
通常、肺小細胞がん、前立腺がん、子宮頸がん、骨肉腫、再発または難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、悪性リンパ腫の治療、および悪性骨・軟部腫瘍、小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、腎芽腫など)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎臓や膀胱に障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 肺小細胞がん、前立腺がん、子宮頸がん、骨肉腫:通常、成人は3〜5日間連日、点滴で静脈内に注射または静脈内に注射します。これを1コースとして、3〜4週間ごとに繰り返します。
    再発または難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍):他の抗悪性腫瘍剤との併用療法で使用されます。通常、成人は5日間連日、点滴で静脈内に注射します。これを1コースとして3〜4週間ごとに繰り返します。
    悪性リンパ腫:他の抗悪性腫瘍剤との併用療法で使用されます。通常、3〜5日間連日、点滴で静脈内に注射します。これを1コースとして3〜4週間ごとに繰り返します。
    悪性骨・軟部腫瘍:他の抗悪性腫瘍剤との併用療法においては、通常、成人は3〜5日間連日、点滴で静脈内に注射または静脈内に注射します。これを1コースとして3〜4週間ごとに繰り返します。
    単独使用においては、成人は点滴で静脈内に注射または静脈内に注射して、繰り返します。
    小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、腎芽腫など):他の抗悪性腫瘍剤との併用療法で使用されます。通常、3〜5日間連日、点滴で静脈内に注射します。これを1コースとして3〜4週間ごとに繰り返します。
  • 泌尿器系の臓器を保護するために、この薬を使用する前と後に、大量の水分を摂取したり、輸液を点滴で静脈内に注射します。
  • 具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を中止してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、食欲不振、吐き気、嘔吐、脱毛、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、貧血症状、出血傾向[骨髄抑制]
  • 排尿時痛、頻尿、血尿[出血性膀胱炎、排尿障害]
  • 手の震え、むくみ、食欲不振[ファンコニー症候群、急性腎不全]
  • 意識障害、記憶障害、言語障害[脳症]
  • 発熱、から咳、息苦しい[間質性肺炎、肺水腫]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。