くすりのしおり

注射剤
2014年8月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
カドサイラ点滴静注用160mg
 主成分:
トラスツズマブ エムタンシン(遺伝子組換え)(Trastuzumab emtansine (genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

がん細胞の増殖に必要なHER2というたんぱく質の働きを選択的に抑えるとともに、HER2をもつがん細胞に選択的に入り込み、がん細胞の分裂を中止させることにより、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、HER2陽性の手術不能または再発乳がんの治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。動いていないときに息を吸ったり吐いたりするのが苦しい。アントラサイクリン系の薬剤を使用したことがある。放射線治療を受けている、または過去に受けたことがある。心臓が悪い、または過去に心臓の病気にかかったことがある。高血圧症、または高血圧症と診断されたことがある。肝臓に障害がある。血小板が減少している、血液が固まるのを防ぐ治療を受けている。
  • 妊娠中または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、1日1回、3週間間隔で点滴します。
  • 患者さんの状態を調べ、その結果に基づいて使用期間を決めていきます。

生活上の注意

  • 妊娠する可能性がある人は、この薬を使用している間は避妊してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、けん怠感、鼻出血、悪心、発熱、食欲減退などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 疲れ、食欲不振、体重が減る、から咳、咳、痰がでる、発熱、息切れ、息苦しい、唇が青くなる、苦しくて速い呼吸、手足のつめが青くなる、呼吸困難[間質性肺疾患]
  • からだがだるい、吐き気、全身のむくみ、横になるより座っている時に呼吸が楽になる、息切れ、動く時の息切れ、息苦しい、動く時の動悸[心障害]
  • からだがだるい、ほてり、さむけ、ふらつき、汗をかく、発熱、眼と口唇のまわりのはれ、息切れ、息苦しい、かゆみ、発疹、じんましん、しゃがれ声、考えがまとまらない、判断力の低下、意識がうすれる、意識の低下[過敏症]
  • さむけ、嘔吐、咳、発熱、めまい、まぶた・唇・舌のはれ、動悸、呼吸困難、意識障害、息苦しい、血圧が低くなる、息がぜいぜいする、脈拍数が増える、ほてり、悪寒[Infusion reaction]
  • からだがだるい、かゆみ、食欲不振、吐き気、嘔吐、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、羽ばたくような手のふるえ[肝機能障害、肝不全]
  • 鼻血など粘膜からの出血、歯ぐきの出血、あおあざができる、皮下出血、出血が止まりにくい、片側のまひ、意識の低下、考えがまとまらない、頭痛、しゃべりにくい、吐き気、嘔吐、手足のまひ・しびれ、半身不随、意識を失って深く眠りこむ、判断力の低下[血小板減少症]
  • 手足のしびれ、手足の痛み、運動のまひ、感覚のまひ[末梢神経障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

キーワード検索

 

 

 

 

更に絞り込む

製品名を索引から探す
製品名で検索

医薬品情報データサービス iyakuSearch

添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。