くすりのしおり

内服剤
2013年12月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ドネペジル塩酸塩OD錠3mg「テバ」
 主成分:
ドネペジル塩酸塩(Donepezil hydrochloride)
 剤形:
黄色の錠剤、直径8.0mm、厚さ3.4mm
 シート記載:
(表)ドネペジル塩酸塩OD3mg「テバ」、3mg、OD、t154、(裏)Donepezil HCl OD3mg“TEVA”、ドネペジル塩酸塩OD3mg「テバ」

この薬の作用と効果について

脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する酵素の働きを抑えることにより、記憶障害、同じ事を繰返す、判断ができにくくなるなどの認知症の症状が進むのを遅らせます。
通常、アルツハイマー型認知症の症状の進行抑制に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。洞不全症候群、洞房ブロック、房室ブロックなどの心疾患がある、パーキンソン病、パーキンソン症候群がある、気管支喘息・閉塞性肺疾患・胃潰瘍・十二指腸潰瘍の既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人には1回主成分として3mgを1日1回服用させることから開始し、1〜2週間後から1日1回5mgに増量されます。さらに病状が高度に進行した場合には1日1回5mgを4週間以上服用させた後、1日1回10mgに増量されますが、症状により適宜減量されます。この薬は1錠中に主成分3mgを含みます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬は口腔内崩壊錠なので、舌の上にのせ唾液で湿らせ舌で軽く押しつぶして、崩壊後、唾液と一緒に飲み込むことができます。
    また、普通の薬と同様に水またはぬるま湯で服用することもできます。
    ただし、寝たままの状態では水なしで服用させないでください。
  • 飲ませ忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲ませてください。飲ませる時間から半日以上経過している場合は、1回分を飛ばし、次から規則的に飲ませてください。絶対に2回分を一度に飲ませてはいけません。
  • 誤って多く飲ませた場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲ませるのを止めないでください。

生活上の注意

  • アルツハイマー型認知症では、自動車の運転などの機械操作能力が低下する可能性があります。また、本剤により、意識障害、めまい、眠気などがあらわれることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として発疹、かゆみ、食欲不振、嘔吐、下痢、興奮、不穏、不眠、徘徊、振戦、頭痛、めまい、動悸、貧血、倦怠感、むくみ、転倒などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 動悸、胸痛、呼吸困難[QT延長、心室頻拍、心室細動、洞不全症候群、洞停止、高度徐脈、心ブロック、失神]
  • 胸部圧迫感、狭心痛、冷汗、息苦しさ[心筋梗塞、心不全]
  • 胃痛、嘔吐、吐血・下血[消化性潰瘍、十二指腸潰瘍穿孔、消化管出血]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 頭痛、吐く、意識がうすれる、体の片側がまひする[脳性発作、脳出血、脳血管障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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