くすりのしおり

注射剤
2013年11月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ファモチジン注射用10mg「オーハラ」
 主成分:
ファモチジン(Famotidine)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

胃粘膜壁細胞のヒスタミンH2受容体を選択的に遮断することにより、胃酸分泌を抑制します。その他にもペプシン分泌を抑制したり、胃粘膜血流量を増加させるなどの作用を有します。
通常、上部消化管出血、Zollinger-Ellison症候群、侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制、麻酔前投薬に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、心疾患または肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 上部消化管(食道、胃、十二指腸)からの出血:通常、成人は1日2回(12時間毎)を1週間程度、静脈内にゆっくりと注射する、または点滴で注射します。筋肉内に注射することもあります。
    手術などによる上部消化管からの出血の抑制:通常、成人は1日2回(12時間毎)静脈内にゆっくりと注射する、または点滴で注射します。筋肉内に注射することもあります。手術後の集中管理または集中治療を必要とする期間(手術による侵襲ストレスは3日間程度、その他の侵襲ストレスは7日程度)使用します。
    麻酔前投薬:通常、成人は麻酔を行う1時間前に筋肉内に注射もしくはゆっくりと静脈内に注射します。
  • 効果をみながら使用期間を決めていきます。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

副作用として、発疹・皮疹、蕁麻疹(紅斑)、顔面浮腫、月経不順、女性化乳房などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、全身潮紅、蕁麻疹[ショック、アナフィラキシー様症状]
  • 全身倦怠感、脱力、発熱[再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少]
  • 発熱、広範囲の赤い発疹、眼・口・陰部のただれ[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症]
  • 食欲不振、全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
  • 筋肉痛、体がだるい、赤い尿が出る[横紋筋融解症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。