くすりのしおり

内服剤
2017年5月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
エスワンエヌピー配合カプセルT25
 主成分:
テガフール(Tegafur)
ギメラシル(Gimeracil)
オテラシルカリウム(Oteracil potassium)
 剤形:
橙色不透明/白色不透明のカプセル剤、長径14.6mm、短径5.1mm
 シート記載:
(表)エスワンエヌピー配合T25、(裏)S-1NP COMBINATION T25、エスワンエヌピー25、NP-141

この薬の作用と効果について

がん細胞の核酸(DNA)合成を抑えることにより、がん細胞(腫瘍)の増殖を抑えます。
通常、胃がん、結腸・直腸がん、頭頸部がん、非小細胞肺がん、手術不能または再発乳がん、膵がん、胆道がんの治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制(白血球数などが少ない)、腎障害、肝障害がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は初回服用量を体表面積1.25m2未満ではテガフールとして1回40mg、1.25〜1.5m2未満では1回50mg、1.5m2以上では1回60mgを基準とし、1日2回朝食後と夕食後に28日間連続で服用し、その後14日間休薬し、これを1クールとして繰り返します。状態により適宜増減されますが、増減量の段階は1回40mg、50mg、60mg、75mgとされており、増量は初回服用量より一段階までで1回75mgを限度とし、減量は一段階ずつ行い、最低服用量は1回40mgとされています。
    本剤は1カプセル中にテガフールとして25mgを含んでいます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • フッ化ピリミジン系の薬と絶対一緒に飲んではいけません。
  • 飲み忘れた場合は、1回分を飛ばして次の服用時間に1回分服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲む量や服用期間を変更しないでください。

生活上の注意

  • 早期に副作用を発見するために、定期的(2週間に1回以上)に臨床検査(血液、肝機能、腎機能検査など)が行われますので、受診日はできるだけ守ってください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、食欲不振、吐き気・嘔吐、下痢、全身けん怠感、口内炎、色素沈着、発疹、流涙などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、のどの痛み、けん怠感[骨髄抑制、溶血性貧血]
  • 動悸・息切れ、めまい、耳鳴り[播種性血管内凝固症候群]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[劇症肝炎などの重篤な肝障害]
  • 激しい下痢、過呼吸、意識障害[脱水症状]
  • 激しい腹痛、下痢、吐き気[重篤な腸炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。