くすりのしおり

注射剤
2016年4月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ゼプリオン水懸筋注75mgシリンジ
 主成分:
パリペリドンパルミチン酸エステル(Paliperidone palmitate)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

中枢神経系に作用するドパミンやセロトニンの機能を調節して、不安、緊張などの症状をしずめ、精神の不安定な状態を抑え、気力や関心のもてない状態を改善させます。
通常、統合失調症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心・血管系疾患、低血圧またはそれらの疑い、不整脈の既往歴がある。先天性QT延長症候群である。パーキンソン病、レビー小体型認知症である。てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴がある。自殺企図の既往および自殺念慮がある。肝・腎障害、糖尿病、糖尿病の既往歴がある。あるいは糖尿病の家族歴、高血糖、肥満がある。脱水・栄養不良状態などを伴い体が衰弱している。経口パリペリドンまたはリスペリドンでの治療経験がない。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、初回およびその1週後に肩の筋肉内に注射し、その後は4週に1回肩か臀部の筋肉内に注射します。
  • 症状をみながら使用期間を決めていきます。

生活上の注意

  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 飲酒により薬の作用が強くあらわれることがありますので、服用中の飲酒は控えてください。
  • 白内障の手術を予定されている方は、白内障の手術中や手術後に眼の合併症が起こることがありますので、この薬を使っていることを眼科医に伝えてください。
  • 食生活や体重増加に気をつけるなど、生活習慣の改善をこころがけてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、注射部位疼痛、注射部位硬結、不眠症、精神症状、アカシジア(じっとしていられない)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 強度の筋肉のこわばり、飲み込みにくい、発熱[悪性症候群]
  • 口をとがらせたり、引っこめたり、舌を出す[遅発性ジスキネジア]
  • 食欲不振、吐き気、便秘[麻痺性イレウス]
  • 手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ[横紋筋融解症]
  • のどが渇く、よく水を飲む、尿が多く出る[高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]
  • 頻脈、不安感、ちくちくした感じ、めまい[アナフィラキシー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。