くすりのしおり

内服剤
2015年6月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
バラシクロビル錠500mg「NP」
 主成分:
バラシクロビル塩酸塩(Valaciclovir hydrochloride)
 剤形:
白色〜微黄白色の錠剤、長径18.5mm、短径7.5mm
 シート記載:
(表)バラシクロビル500mg「NP」、バラシクロビル、500、(裏)VALACICLOVIR500mg「NP」、バラシクロビル500

この薬の作用と効果について

単純ヘルペスウイルスおよび水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える薬です。
通常、単純疱疹、帯状疱疹、水痘の治療や、造血幹細胞移植の際の単純疱疹の発症、性器ヘルペスの再発抑制に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • [成人]
    単純疱疹:通常、成人は1回1錠(バラシクロビルとして500mg)を1日2回服用します。
    造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:通常、成人は1回1錠(バラシクロビルとして500mg)を1日2回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで服用します。
    帯状疱疹:通常、成人は1回2錠(バラシクロビルとして1,000mg)を1日3回服用します。
    水痘:通常、成人は1回2錠(バラシクロビルとして1,000mg)を1日3回服用します。
    性器ヘルペスの再発抑制:通常、成人は1回1錠(バラシクロビルとして500mg)を1日1回服用します。
    [小児]
    単純疱疹:通常、体重40kg以上の小児は1回1錠(バラシクロビルとして500mg)を1日2回服用します。
    造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:通常、体重40kg以上の小児は1回1錠(バラシクロビルとして500mg)を1日2回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで服用します。
    帯状疱疹:通常、体重40kg以上の小児は1回2錠(バラシクロビルとして1,000mg)を1日3回服用します。
    水痘:通常、体重40kg以上の小児は1回2錠(バラシクロビルとして1,000mg)を1日3回服用します。
    性器ヘルペスの再発抑制:通常、体重40kg以上の小児は1回1錠(バラシクロビルとして500mg)を1日1回服用します。
    いずれの場合も、基礎疾患や症状により服用量や服用回数が異なる場合があります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 主成分であるバラシクロビル塩酸塩の苦みを防ぐためコーティングしているので、錠剤をつぶすことなく服用してください。また、飲みにくい場合は多めの水で1錠ずつ服用してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 服薬中は普段より多めに水分をとってください。ただし、水分制限を指導されている方は医師または薬剤師に相談してください。
  • 意識障害など起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作を行う際は十分注意してください。なお、腎機能障害の方はめまい、ふらつきが特にあらわれやすいので、状態によって機械操作は避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発疹、じんま疹、かゆみ、光線過敏症、吐き気、下痢、腹痛、めまい、頭痛、眠気などの意識低下などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、血管浮腫[アナフィラキシーショック、アナフィラキシー]
  • のどの痛み、頭痛、鼻・歯ぐき・皮下の出血[汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、播種性血管内凝固症候群、血小板減少性紫斑病]
  • 尿量減少、むくみ、頭痛[急性腎不全]
  • 意識がうすれる、幻覚、けいれん[精神神経症状]
  • 高熱、紅斑・水疱、結膜充血[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。