くすりのしおり

自己注射剤
2019年9月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アクテムラ皮下注162mgオートインジェクター
 主成分:
トシリズマブ(遺伝子組換え)(Tocilizumab(genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

インターロイキン6(IL-6)の働きを抑えることにより、関節リウマチに伴う関節の痛みやはれおよび全身症状を改善し、関節破壊の進行を防ぎます。また、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎に伴う血管の炎症を抑えます。
通常、関節リウマチ、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。細菌やウイルスなどによる感染症にかかっている。結核にかかっている、または以前かかったことがある。同居しているご家族など、普段接している方が結核にかかっている。間質性肺炎にかかっている、または以前かかったことがある。腸管憩室がある。白血球減少、好中球減少、血小板減少がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 関節リウマチ:通常、成人は1回1本を2週間に1回、皮下に注射します。医師の指示により、症状に応じて1週間に1回まで使用間隔を短縮する場合があります。必ず指示された使用方法に従ってください。
    高安動脈炎、巨細胞性動脈炎:通常、1回1本を1週間に1回、皮下に注射します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 注射部位は腹部、大腿部(太もも)または上腕部(二の腕)です。毎回場所を変えて、前回の注射部位から3cm以上離れた、傷や発疹が無いところに注射します。
  • この注射の使用前と使用期間中に血液検査、心電図検査などを行うことがあります。
  • 前もって医療機関で注射方法のトレーニングを受け、適切に注射できると医師が判断した人のみ自己注射が可能です。注射方法、使用済みの注射器と注射針を再使用しないこと、使用済みの注射器と注射針の廃棄方法などについて十分理解できるまで説明を受け、その指示に従ってください。
  • 注射するのを忘れたり予定日に注射できなかった場合は、医師に相談してください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く使用した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使用を中止したり、量を加減しないでください。

生活上の注意

  • この薬を使用している間は、定期的な血液検査や胸部X線検査、心電図検査などが必要です。医師の指示にしたがって、検査を受けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎、皮膚感染、紅斑、腟感染、膀胱炎、帯状疱疹、腹痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、めまい、動悸、息苦しい、冷汗が出る、顔面蒼白、手足が冷たくなる[アナフィラキシーショック、アナフィラキシー]
  • 寒気、体がだるい、発熱、咳、小水疱が帯状に生じる発疹、皮膚の痛みと熱を伴った赤いはれ、関節の痛み[感染症]
  • 発熱、咳、息苦しい、息切れ[間質性肺炎]
  • 吐き気、嘔吐、激しい腹痛、寒気、発熱、ふらつき、息切れ、意識の低下[腸管穿孔]
  • 突然の発熱、寒気、喉の痛み[無顆粒球症、白血球減少、好中球減少]
  • 鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい[血小板減少]
  • 疲れやすい、むくみ、息苦しい、息切れ、体重の増加[心不全]
  • 疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振[肝機能障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 箱に入れたまま、光と凍結を避けて冷蔵庫(2〜8℃)で、子どもの手の届かないところに保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 自己注射をした時に副作用と思われる症状があらわれた場合は、ただちに医師または薬剤師に相談してください。また、自己注射を続けられないと感じた場合は、すぐに医師に相談してください。
  • この薬を使用している間は生ワクチンの接種は避けてください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

キーワード検索

 

 

 

 

更に絞り込む

製品名を索引から探す
製品名で検索

医薬品情報データサービス iyakuSearch

添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。