くすりのしおり

内服剤
2013年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アロチノロール塩酸塩錠10mg「サワイ」
 主成分:
アロチノロール塩酸塩(Arotinolol hydrochloride)
 剤形:
淡橙色の錠剤、直径6.1mm、厚さ3.3mm
 シート記載:
アロチノロール塩酸塩10mg「サワイ」、SW-921、Arotinolol 10mg Hydrochloride「SAWAI」

この薬の作用と効果について

α1、β受容体遮断作用により血圧を下げます。また、心臓の過剰な働きを抑え、狭心症の発作を予防し、脈の乱れを整えます。骨格筋β2受容体遮断作用により手などのふるえを鎮めます。
通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、頻脈性不整脈、本態性振戦の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。徐脈、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群、糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシス、気管支喘息、気管支痙攣、心原性ショック、肺高血圧による右心不全、うっ血性心不全、未治療の褐色細胞腫
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 本態性高血圧症、狭心症、頻脈性不整脈:通常、成人は主成分として1回10mgを1日2回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。効果不十分な場合は1日30mgまで増量されることもあります。
    本態性振戦
    :通常、成人は主成分として1回5mgを1日2回服用から開始し、効果不十分な場合は1回10mgを1日2回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mgを超えません。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。本剤は1錠中に主成分10mgを含む製剤です。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 血圧低下により、めまい・ふらつきがあらわれることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作には十分注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、胸痛・胸部不快感、めまい・ふらつき、立ちくらみ、低血圧、脱力・倦怠感、頭痛・頭重、眠気、軟便・下痢、腹部不快感、腹痛、吐き気・嘔吐、発疹、蕁麻疹、かゆみ、灼熱感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息切れ、全身のむくみ、めまい[心不全、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群、徐脈]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。