くすりのしおり

自己注射
2016年9月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
トレシーバ注 ペンフィル
 主成分:
インスリン デグルデク(遺伝子組換え)(Insulin Degludec (Genetical Recombination))
 剤形:
無色澄明な注射剤、(帯・キャップ)若草色
 シート記載:

この薬の作用と効果について

膵臓ホルモンの一つインスリンと、構造が少し異なるインスリン(インスリンアナログ)で、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。
通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。低血糖症状がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は初期に1回4〜20単位を1日1回、専用のインスリン注入器を用いて皮下注射します。状態により注射量を増減します。なお、この薬と他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日4〜80単位です。ただし必要により上記用量を超えて使用することがあります。注射時刻は原則として毎日一定としますが、必要な場合は注射時刻を変更できます。
    通常、小児は1日1回、専用のインスリン注入器を用いて皮下注射します。注射時刻は毎日一定とします。状態により注射量を増減します。なお、この薬と他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日0.5〜1.5単位/kgです。ただし必要により上記用量を超えて使用することがあります。
    いずれの場合も、必ず指示された使用方法にしたがってください。
  • 1本のインスリンカートリッジを他の人と共用しないでください。
  • 注射を忘れた場合は、気づいた時点で使用できますが、その次の使用は8時間以上あけてから行い、その後は通常の注射時刻に注射してください。決して2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は、すぐに医師または薬剤師に相談してください。量によっては低血糖が起こるかもしれませんので十分注意し、直ちに砂糖、ジュースなどを補給できるよう用意しておいてください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。

生活上の注意

  • インスリンの注射量が多すぎたり、指示された時間に食事をとらなかったり、食事の量が少なかったり、いつもより激しく運動したりすると低血糖症が起こることがあります。
  • 高所での作業や自動車の運転など、危険を伴う作業に従事しているときに低血糖症を起こすと、事故につながるおそれがありますので、特に注意してください。
  • 低血糖症の予防と処置法に十分留意し、必ず家族や周囲の人にも知らせておいてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、成人では低血糖、糖尿病網膜症の顕在化または増悪、低血糖性意識消失、体重増加などが、小児では注射部位反応、低血糖などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 脱力・倦怠感、高度な空腹感、冷汗[低血糖]
  • 呼吸困難、血圧低下、頻脈(脈が速い)[アナフィラキシーショック]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光を避けて保管してください。未使用のインスリンカートリッジは凍結を避け、冷蔵庫内(2〜8℃)に、外箱などに入れたまま清潔に保存してください。使用中のインスリンカートリッジは冷蔵庫には入れず、注入器に装着したまま保存し、8週間以内に使用してください。
  • 廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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