くすりのしおり

注射剤
2016年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
イラリス皮下注用150mg
 主成分:
カナキヌマブ(遺伝子組換え)(Canakinumab)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

異常に増えているインターロイキン-1βという、炎症や炎症による組織の障害にかかわっている物質の働きを抑え、症状を改善します。
通常、クリオピリン関連周期性症候群(家族性寒冷自己炎症症候群、マックル・ウェルズ症候群、新生児期発症多臓器系炎症性疾患)、既存治療で効果不十分な家族性地中海熱、TNF受容体関連周期性症候群、高IgD症候群(メバロン酸キナーゼ欠損症)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症または感染症の疑い、活動性結核、結核の疑いまたは結核の既往、感染症にかかりやすい状態にある、生ワクチンの接種予定がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • クリオピリン関連周期性症候群(家族性寒冷自己炎症症候群、マックル・ウェルズ症候群、新生児期発症多臓器系炎症性疾患):通常、8週間ごとに1回、皮下に注射します。症状によって注射の間隔を短くすることがあります。
    家族性地中海熱、TNF受容体関連周期性症候群、高IgD症候群(メバロン酸キナーゼ欠損症):通常、4週間ごとに1回、皮下に注射します。
  • 効果をみながら長期間使うことがあります。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、鼻咽頭炎、上気道感染、口内炎、注射部位反応、頭痛、体重増加、回転性めまい、気管支炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、かぜのような症状、からだがだるい[重篤な感染症]
  • 発熱、のどの痛み[好中球減少]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。