くすりのしおり

注射剤
2018年12月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」
 主成分:
アトロピン硫酸塩水和物(Atropine sulfate hydrate)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

胃腸管の緊張を低下させ、運動を抑制します。また、心筋に働き心拍数を増加させます。さらに唾液、気管支粘膜、胃液、膵液などの分泌を抑制します。
通常、胃・十二指腸潰瘍における分泌ならびに運動亢進、胃腸の痙攣性疼痛、痙攣性便秘、胆管・尿管の疝痛、有機燐系殺虫剤・副交感神経興奮剤の中毒、迷走神経性徐脈および迷走神経性房室伝導障害、その他の徐脈および房室伝導障害、麻酔前投薬、ECT(電気けいれん療法)の前投与に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障、前立腺肥大による排尿障害、麻痺性イレウスがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は皮下、筋肉内または静脈内に注射します。有機燐系殺虫剤中毒の場合には、軽症の場合は皮下注射するか、服用しますが、中等症―重症の場合は皮下・筋肉内または静脈内に注射します。
  • 症状をみながら投与の期間を決めていきます。

生活上の注意

  • ピントが合わず見えにくい、瞳孔の拡大などがおこることがありますので、注射のあとは自動車の運転や危険を伴う機械の操作はさけてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、散瞳、視調節障害、口の渇き、吐き気、嘔吐、嚥下障害、便秘、排尿障害、頭が痛い、頭重感、記銘障害、動悸、呼吸障害、発疹、顔面潮紅などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 頻脈、全身潮紅、発汗、顔面浮腫[ショック、アナフィラキシー様症状]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。