くすりのしおり

注射剤
2012年11月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
フエロン注射用300万
 主成分:
インターフェロンベータ(Interferon Beta)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

単独またはリバビリンと併用し、肝炎ウイルスが増えるのを抑え、また、体がウイルスを排除しようとするのを助け、肝臓の機能を改善させます。また、体の免疫力を高め、がん細胞を死滅させるのを助ける働きがあります。
通常、C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変、B型慢性活動性肝炎、膠芽腫、髄芽腫、星細胞腫、皮膚悪性黒色腫の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。自己免疫性肝炎。心臓の病気またはその既往歴がある。高血圧。うつ病など精神神経障害またはその既往歴がある。自己免疫疾患またはその素因がある。間質性肺炎の既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • B型慢性活動性肝炎:通常、成人は初日1回、以後6日間は1日1〜2回、2週目より1日1回静脈内または点滴で静脈内に注射します。4週間を目安として注射します。
    C型慢性肝炎:通常、成人は1日1回連日静脈内または点滴で静脈内に注射します。
    C型慢性肝炎(リバビリンとの併用):通常、成人は4週間までは連日、以後週3回静脈内または点滴で静脈内に注射します。
    C型代償性肝硬変:通常、成人は6週間までは連日、以後週3回静脈内または点滴で静脈内に注射します。
    膠芽腫、髄芽腫、星細胞腫:通常、成人は髄腔内(腫瘍内を含む)に注射または点滴で静脈内に注射します。2カ月間を目安として注射します。
    皮膚悪性黒色腫:通常、成人は腫瘍内またはその周辺部に注射します。1カ月間を目安として注射します。以上の各病気に対する治療法について、その後の継続については、それぞれ効果や副作用などを見ながら期間を決めていきます。
  • 具体的な期間については医師にお聞きください。
  • 過敏症などの反応を予測するため、投与を始める前に検査をすることがあります。

生活上の注意

  • リバビリンと併用する方は、リバビリンで催奇形性および精子への影響が認められるため、妊娠する可能性のある女性およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は、投与中および投与終了後6ヶ月間は避妊してください。
  • 治療中は自分の症状や様子(副作用)に注意するとともに、家族の方にも症状や様子の変化に注意いただくようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として,発熱、全身倦怠感、頭痛・頭重、寒気、関節痛、食欲不振などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師の相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息切れ、発熱、から咳[間質性肺炎]
  • 不眠、不安、興奮[うつ状態、自殺企図、躁状態、攻撃的行動]
  • 水を多く飲む、尿の量が増える、からだがだるい[糖尿病]
  • ものがみえにくい、視力の低下、視野中の暗点[網膜症]
  • 階段や坂を上る時の動悸や息切れ、めまい、からだがだるい[貧血]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 〔ご家族の方へ〕患者さんの日常生活に注意して「表情に変化がなくなった、言葉が少なくなった、気分がふさぎ込む、気分が高ぶる、眠れない、いらいらする、攻撃的になる、意識が混乱する、幻覚など」いつもと違う言動や症状に気づいた場合は薬の副作用の可能性もありますので、すぐに医師に申し出てください。
  • この薬を使用すると一般に発熱が見られますので、解熱剤の使用などについて医師の先生とご相談ください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。