くすりのしおり

注射剤
2012年7月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ピトレシン注射液20
 主成分:
合成バソプレシン(Vasopressin)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

尿細管における水の再吸収を促し、尿が異常に出るのを抑えます。腸管の平滑筋に直接作用しこれを収縮させます。腹部内臓の細い動脈を収縮、門脈の血流を減らし、一時的に門脈の血圧を下げるため、門脈圧亢進による食道出血に対し、出血を止めます。
通常、尿崩症の鑑別診断、胆のう撮影・腎盂撮影の前処置としての腸内ガスの除去、食道静脈瘤出血の緊急処置に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。冠動脈硬化症またはそれ以外の動脈硬化性疾患がある。心不全、喘息、妊娠高血圧症候群、片頭痛、てんかんなどがある。慢性腎炎。高血圧を伴う循環器疾患がある。動脈硬化以外の原因による虚血性心疾患がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 下垂体性尿崩症:通常、1日2〜3回皮下または筋肉内に注射します。
  • 下垂体性または腎性尿崩症の鑑別診断:通常、皮下または筋肉内に注射するか、静脈内に注射します。
  • 腸内ガスの除去:通常、皮下または筋肉内に注射します。
  • 食道静脈瘤出血の緊急処置:通常、持続的に静脈内に注射します。
  • 効果を見ながら使用期間を決めていきます。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頭痛、吐き気・嘔吐、乏尿、発しん、じんま疹、潮紅などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 寒気がする、動悸がする、冷や汗が出る、顔が蒼白になる[ショック]
  • 筋肉が痛い、しびれる、力が抜ける、赤褐色の尿が出る[横紋筋融解症]
  • 息が苦しい、息切れがする、全身がむくむ、から咳が出る、胸が痛い[心不全、心拍動停止]
  • 考えがまとまらない、集中力が低下する、時間・場所・名前などがわからない、ぐっすり眠ってしまう[精神錯乱、昏睡]
  • 全身がだるい、注意力が低下する、頭が痛い、吐き気がする、吐く、けいれんがおこる[水中毒]
  • 頭が痛い、吐き気がする、吐く、一時的に意識がうすれる、片方の手足が麻痺する、うまくしゃべれない、歩くと足が痛くなる、足に力が入らない、皮膚がピリピリ・ムズムズする[中枢性神経障害]
  • 尿の量が極端に減少する[無尿]
  • 動悸・息切れがする[心室頻拍]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

キーワード検索

 

 

 

 

更に絞り込む

製品名を索引から探す
製品名で検索

医薬品情報データサービス iyakuSearch

添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。