くすりのしおり

注射剤
2012年6月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アデノスキャン注60mg
 主成分:
アデノシン(Adenoscan Injection 60mg)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

細い冠動脈をより強く拡張させて冠動脈血流量を増加させますが、冠動脈に狭窄が存在する場合、正常領域との間で心筋組織血流量に明瞭な差を生じさせる作用があります。
通常、心筋シンチグラフィを行う際の有用な診断補助剤として用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。薬物治療によっても安定化しない不安定狭心症。房室ブロック。交感神経機能異常。狭窄性心臓弁膜疾患。心膜炎。心膜浸出。脳血流不全を伴う狭窄性頚動脈疾患。未処置の循環血液量減少。慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)。喘息などの気管支攣縮性肺疾患やその既往、またはその疑いがある。洞不全症候群または症候性の洞性徐脈(人工ペースメーカーが装着されている場合を除く)。QT延長症候群。低血圧。代償不全状態にある心不全。心筋梗塞急性期。脚ブロック
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、静脈内に6分間持続注射します。

生活上の注意

  • コーヒー、紅茶、日本茶、コーラ、チョコレートなどカフェインを含む飲食物を検査の12時間前以内に摂取しないでください。検査の2時間前以内に食事または喫煙をしないでください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、胸痛・心窩部不快感などの胸部症状、潮紅・熱感、血圧低下、房室ブロック、心室性期外収縮、上室性期外収縮、頭痛・頭重感、呼吸困難などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 心臓停止、めまい、胸痛、胸部不快感、動悸、息切れ、急激な前胸部の圧迫感、狭心痛、冷汗、死の恐怖感[心停止・心室頻拍・心室細動・心筋梗塞]
  • 立ちくらみ、めまい、脱力[過度の血圧低下]
  • めまい、失神、心停止[洞房ブロック・完全房室ブロック]
  • 呼吸をしにくい、動くと呼吸をしにくい[呼吸障害]
  • 体動時の動悸、呼吸困難、起坐呼吸(横になるより座っている時に呼吸が楽になる)、吐き気[肺浮腫]
  • 頭痛、悪心、嘔吐、一時的な意識障害、手足の片側の麻痺、言語障害[脳血管障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。