くすりのしおり

注射剤
2019年9月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アクテムラ点滴静注用200mg
 主成分:
トシリズマブ(遺伝子組換え)(Tocilizumab(genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

インターロイキン6(IL-6)の働きを抑えることにより、関節リウマチや多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎、全身型若年性特発性関節炎に伴う関節の痛みやはれおよび全身症状を改善し、関節リウマチにおける関節破壊の進行を防ぎます。また、成人スチル病に伴う発熱、関節の痛みやはれ、皮疹などの症状、キャッスルマン病に伴うだるさなどの症状や、CRP上昇、貧血などの検査値異常、サイトカイン放出症候群に伴う発熱やだるさなどの症状を改善します。
通常、関節リウマチ、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎、全身型若年性特発性関節炎、成人スチル病、キャッスルマン病、腫瘍特異的T細胞輸注療法に伴うサイトカイン放出症候群の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。細菌やウイルスなどによる感染症にかかっている。結核にかかっている、または以前かかったことがある。同居しているご家族など、普段接している方が結核にかかっている。間質性肺炎にかかっている、または以前かかったことがある。マクロファージ活性化症候群にかかっている。腸管憩室がある。白血球減少、好中球減少、血小板減少がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 関節リウマチ、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎:通常、4週間に1回、点滴で注射します。
    全身型若年性特発性関節炎、成人スチル病、キャッスルマン病:通常、2週間に1回、点滴で注射します。
    サイトカイン放出症候群:通常、1回、点滴で注射します。
  • 1回の点滴時間は約1時間です。
  • 効果をみながら使用期間を決めていきます。
  • この注射の使用前と使用期間中に血液検査、心電図検査などを行うことがあります。

生活上の注意

  • この薬を使用している間は、定期的な血液検査や胸部X線検査、心電図検査などが必要です。医師の指示にしたがって、検査を受けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、上気道感染、発疹、胃腸炎、肺炎、白癬、歯周病などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、めまい、動悸、息苦しい、冷汗が出る、顔面蒼白、手足が冷たくなる[アナフィラキシーショック、アナフィラキシー]
  • 寒気、体がだるい、発熱、咳、小水疱が帯状に生じる発疹、皮膚の痛みと熱を伴った赤いはれ、関節の痛み[感染症]
  • 発熱、咳、息苦しい、息切れ[間質性肺炎]
  • 吐き気、嘔吐、激しい腹痛、寒気、発熱、ふらつき、息切れ、意識の低下[腸管穿孔]
  • 突然の高熱、寒気、喉の痛み[無顆粒球症、白血球減少、好中球減少]
  • 鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい[血小板減少]
  • 疲れやすい、むくみ、息苦しい、息切れ、体重の増加[心不全]
  • 疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振[肝機能障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • この薬を使用している間は生ワクチンの接種は避けてください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

キーワード検索

 

 

 

 

更に絞り込む

製品名を索引から探す
製品名で検索

医薬品情報データサービス iyakuSearch

添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。