くすりのしおり

注射剤
2015年7月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ベルケイド注射用3mg
 主成分:
ボルテゾミブ(Bortezomib)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

プロテアソームを選択的に阻害し、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、多発性骨髄腫、マントル細胞リンパ腫の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。間質性肺炎、肺線維症などの肺障害の既往歴がある。肝障害がある。心障害の既往歴や危険因子がある。B型肝炎ウイルスキャリアまたはHBs抗原陰性でHBc抗体陽性ないしHBs抗体陽性である。末梢性ニューロパチーの症状(足または手のしびれ、痛み、ほてる)がある。失神の既往や症状がある。脱水状態である。糖尿病性ニューロパチーがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、1日1回静脈内または皮下に注射します。次に使用するときは最低72時間空けて使用します。
  • 一定期間使用したあとで、効果をみながら使用期間を決めていきます。

生活上の注意

  • 疲労、めまい、立ちくらみ、気を失う、目が見えにくくなることが起こることがありますので、注射のあとは自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、貧血、皮下への注射による局所注射部位反応(注射部位紅斑、注射部位疼痛、注射部位のかゆみ)食欲不振、下痢、発疹、便秘、吐き気、発熱、体重減少、末梢性ニューロパチー、倦怠感、嘔吐、肝機能異常、感覚減退、帯状疱疹、神経痛、疲労、無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息切れ、胸が苦しい、咳[肺障害]
  • 動悸・息切れ、胸が痛い、足のむくみ[心障害]
  • 足のむずむず感、思うように字が書けない、ぶつぶつした物の上を踏んでいるような感じがする[末梢神経障害]
  • 発熱、出血しやすい、疲れやすい・息切れ[骨髄抑制]
  • 便秘、腹痛、腹部膨満感、食欲不振[イレウス]
  • 尿が少なくなる・血尿、意識がうすれる、けいれん[腫瘍崩壊症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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