くすりのしおり

注射剤
2016年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
トレアキシン点滴静注用100mg
 主成分:
ベンダムスチン塩酸塩(Bendamustine hydrochloride)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

アルキル化作用によるDNAの損傷、アポトーシス誘導など複数の機序を介してがん細胞の増殖を抑えます。
通常、低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫、慢性リンパ性白血病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
    骨髄抑制がある、感染症にかかっている、心臓が悪い、または過去に心臓が悪かった、肝障害、腎障害がある、B型肝炎にかかったことがある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 未治療の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫:通常1日1回静脈内に点滴します。点滴を2日間連日おこない、26日間お休みします。これを1サイクルとして、点滴を繰り返します。
    再発または難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫:通常1日1回静脈内に点滴します。点滴を2日間連日おこない、19日間お休みします。これを1サイクルとして、点滴を繰り返します。
    慢性リンパ性白血病:通常1日1回静脈内に点滴します。点滴を2日間連日おこない、26日間お休みします。これを1サイクルとして、点滴を繰り返します。
  • 副作用・効果・患者さんの状態により異なりますので、具体的な使用期間につきましては、医師にお尋ねください。

生活上の注意

  • 骨髄機能が低下すると、感染が起こり易くなったり、出血が起こり易くなりますが、自分ではなかなか気づきません。したがって血液検査を定期的に(週に1〜2回、場合によってはそれ以上)行うことがあります。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、貧血、静脈炎、血管障害(血管痛)、便秘、下痢、吐き気、胃不快感、口内炎、嘔吐、鼻咽頭炎、食欲不振、味覚異常、頭痛、注射部位反応(発赤)、体重減少、疲労、かゆみ、発疹、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • いつもより体がだるく熱っぽい、皮下出血がある[骨髄抑制]
  • 寒気がする、ふるえを伴う急激な高熱がでる、脈拍が増加する、筋肉痛がある、関節が痛い、血圧が下がる、咳や痰が出る、息切れがする、全身倦怠感、食欲不振[感染症(敗血症、肺炎など)]
  • 熱が出る、から咳が出る、息苦しくなる[間質性肺炎]
  • 尿量が少なくなる・血尿、意識がうすれる、けいれん[腫瘍崩壊症候群]
  • 高熱(38℃以上)、目の充血、口や唇のただれ、水ぶくれ[重篤な皮膚症状]
  • 顔が青ざめる、冷汗が出る、立ちくらみやめまいがする、息切れがする、意識がなくなる[ショック]
  • 息苦しくなる、蕁麻疹(じんましん)やかゆみが出る、眼や唇のまわりが腫れる、意識障害がある、心臓がドキドキする、体がだるくなる、頬などが赤らむ[アナフィラキシー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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