くすりのしおり

内服剤
2016年5月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
インデラル錠10mg
 主成分:
プロプラノロール塩酸塩(Propranolol hydrochloride)
 剤形:
白色の錠剤、直径約6.5mm、厚さ約2.3〜2.7mm
 シート記載:
表面/10mg、裏面/ZNC 219 インデラル10

この薬の作用と効果について

β受容体遮断作用により血圧を低下させ、また心拍数を下げて狭心症の発作を予防し、頻脈性不整脈を抑制します。
通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、不整脈、片頭痛発症抑制などの治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病、心臓疾患、低血圧、末梢循環障害、褐色細胞腫、喘息がある。長期間絶食状態である。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 高血圧症:通常、成人は1回1〜2錠(主成分として10〜20mg)を1日3回服用から開始し、効果不十分な場合は1日12錠(120mg)まで漸増します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
    狭心症、不整脈ほか:通常、成人は1回1錠(主成分として10mg)を1日3回服用から開始し、効果不十分な場合は1日6錠(60mg)、9錠(90mg)まで漸増します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
    小児の不整脈:通常、小児は、主成分として1日0.5〜2mg/kgを低用量から開始し、1日3〜4回に分けて服用します。効果不十分な場合は1日4mg/kgまで増量しますが、1日量として90mgを超えないことになっています。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
    片頭痛発作の発症抑制:通常、成人は主成分として1日20〜30mgを2〜3回に分けて服用を開始し、効果不十分な場合は1日6錠(60mg)まで漸増されます。
    右心室流出路狭窄による低酸素発作の発症抑制:通常、乳幼児は、主成分として1日0.5〜2mg/kgを低用量から開始し、1日3〜4回に分けて服用します。効果不十分な場合は1日4mg/kgまで増量します。症状により適宜増減されます。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服用時間がせまっている場合は、1回分とばし、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • めまい、ふらつきなどが起こることがありますので、高いところでの作業や自動車の運転など危険を伴う機械の作業には注意してください。
  • アルコールは、薬の働きに影響を与える可能性がありますので、注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、徐脈、めまい、発疹、蕁麻疹、視力異常、霧視、涙液分泌減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 倦怠感、呼吸困難、全身のむくみ[心不全]
  • 徐脈、脈がとぶ、意識障害[徐脈、房室ブロック]
  • 立ちくらみ、めまい、失神[失神を伴う起立性低血圧]
  • 鼻や歯ぐきからの出血、あざ、皮下出血[血小板減少症、紫斑病]
  • 息切れ、呼吸困難、喘鳴[呼吸困難、気管支痙攣]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。