くすりのしおり

内服剤
2017年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ラベプラゾールNa錠10mg「ファイザー」
 主成分:
ラベプラゾールナトリウム(Rabeprazole sodium)
 剤形:
淡黄色の錠剤、直径6.7mm、厚さ3.9mm
 シート記載:
ラベプラゾールNa 10mg「ファイザー」、Rabeprazole Na 10mg、PF RZ10

この薬の作用と効果について

胃粘膜のプロトンポンプの酵素活性を阻害することで、胃酸の分泌を抑制します。
通常、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症の治療、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群:通常、成人は1回1錠(主成分として10mg)を1日1回服用しますが、症状により1回2錠(20mg)を1日1回服用することがあります。服用する期間は胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までです。
    逆流性食道炎
    :通常、成人は1回1錠(主成分として10mg)を1日1回服用しますが、症状により1回2錠(20mg)を1日1回服用することがあります。服用する期間は8週間までです。また、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な場合、1回1錠(10mg)または1回2錠(20mg)を1日2回、さらに8週間服用することがあります。ただし、1回2錠(20mg)を1日2回服用するのは重度の粘膜傷害がある場合のみです。再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法では、通常、成人は1日1回1錠(10mg)を服用します。
    非びらん性胃食道逆流症
    :通常、成人は1回1錠(主成分として10mg)を1日1回服用します。服用する期間は4週間までです。
    ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
    通常、成人は1回1錠(主成分として10mg)をアモキシシリン水和物、クラリスロマイシンと同時に1日2回、7日間服用します。この除菌治療が不成功の場合には、1回1錠(10mg)をアモキシシリン水和物、メトロニダゾールと同時に1日2回、7日間服用します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 錠剤はかんだり、くだいたりせず飲みくだしてください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常に服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発疹、じんましん、かゆみ、下痢、腹痛、腹部膨満感、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、じんましん、めまい[ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、貧血、歯肉出血や皮下出血[汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、溶血性貧血]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎]
  • 発熱、広範囲の赤い発疹、眼・口・陰部のただれ[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • 尿量減少、むくみ、発熱[急性腎不全、間質性腎炎]
  • 吐き気や嘔吐、けいれん、頭痛、意識障害[低ナトリウム血症]
  • 筋肉痛、脱力感、赤褐色尿[横紋筋融解症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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