くすりのしおり

内服剤
2011年9月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ゾリンザカプセル100mg
 主成分:
ボリノスタット(Vorinostat)
 剤形:
白色のカプセル剤、長径約15.9mm、短径約5.82mm
 シート記載:
(表)ゾリンザ100mg、568、(裏)ゾリンザ100mg

この薬の作用と効果について

ヒストン脱アセチル化酵素を阻害してDNA転写活性を増強し、腫瘍細胞において抑えられていたがん抑制遺伝子などの発現を増加させ、腫瘍増殖を抑えます。
通常、皮膚T細胞性リンパ腫の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、糖尿病またはその疑いがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回4カプセル(主成分として400mg)を1日1回食後に服用しますが、状態により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • カプセルは開けずにそのまま服用してください。カプセルの内容物が皮膚または粘膜に付着した場合は、すぐに洗い流してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、吐き気、嘔吐、食欲不振、便秘、口内乾燥、倦怠感、疲労、寒気、味覚異常、筋痙縮、脱毛症、体重減少、頭痛、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 胸の痛み、呼吸困難、片方の足の急激な痛みやはれ[肺塞栓症、深部静脈血栓症]
  • 鼻血、歯ぐきの出血、四肢などの皮下出血[血小板減少症]
  • 息切れ、めまい、全身倦怠感[貧血]
  • 全身倦怠感、口渇、尿量が減る[脱水症状]
  • 口渇、多飲、多尿[高血糖]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局にご相談ください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。