くすりのしおり

内服剤
2018年1月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ネキシウムカプセル20mg
 主成分:
エソメプラゾールマグネシウム水和物(Esomeprazole magnesium hydrate)
 剤形:
濃い青色/ごくうすい黄赤のカプセル剤、長径11.40mm、短径4.90mm
 シート記載:
(表面)ネキシウム20、(裏面)Nexium 20、ネキシウム20mg、胃酸を抑える薬

この薬の作用と効果について

胃酸分泌の最終過程であるプロトンポンプに作用し、胃酸分泌を抑制します。また、胃酸分泌を抑制し胃内のpHを上昇させることにより、抗菌薬の抗菌作用を高めます。
通常、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制に用いられます。また、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃マルトリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に、他の2種の抗菌剤と一緒に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群:通常、成人は1回1カプセル(エソメプラゾールとして20mg)を1日1回服用します。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの服用とされています。
    通常、体重20kg以上の幼児および小児は症状に応じて1回エソメプラゾールとして10〜20mgを1日1回服用します。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの服用とされています。
    逆流性食道炎:通常、成人は1回1カプセル(エソメプラゾールとして20mg)を1日1回服用します。
    なお、通常、8週間までの服用とされています。さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法では、1回エソメプラゾールとして10〜20mgを1日1回服用します。
    通常、体重20kg以上の幼児および小児は症状に応じて1回エソメプラゾールとして10〜20mgを1日1回服用します。なお、通常、8週間までの服用とされています。
    非ステロイド性抗炎症薬・低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制:通常、成人は1回1カプセル(エソメプラゾールとして20mg)を1日1回服用します。
    ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:通常、成人は1回1カプセル(エソメプラゾールとして20mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)およびクラリスロマイシン200〜400mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間服用します。
    上記の除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人は1回1カプセル(20mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)およびメトロニダゾール250mgの3剤を同時に1日2回、7日間服用します。
    本剤は1カプセルにエソメプラゾールとして20mgを含む製剤です。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服用時間がせまっている場合は、1回分とばし、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • セイヨウオトギリソウを含有する食品は薬の働きを弱める可能性がありますので、注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、肝機能異常、びらん性胃炎、腹部膨満、胃ポリープ、貧血、腹痛、光線過敏性反応、発疹、軟便、味覚異常などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、蕁麻疹、顔・くちびる・舌などがはれる[ショック、アナフィラキシー]
  • 体がだるい、発熱、鼻血・皮下出血[汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少]
  • 吐き気や嘔吐、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全]
  • 発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる・赤くなる[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 発熱、咳、息切れ[間質性肺炎]
  • 発熱、発疹、関節の痛み[間質性腎炎]
  • 手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ、赤褐色尿[横紋筋融解症]
  • 吐き気や嘔吐、けいれん、頭痛、意識障害[低ナトリウム血症]
  • 意識が乱れ正常な思考ができなくなる、考えがまとまらない、幻覚[錯乱状態]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。