くすりのしおり

自己注射
2011年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ソマトロピンBS皮下注10mg「サンド」[成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)]
 主成分:
ソマトロピン(遺伝子組換え)(Somatropin (genetical recombination))
 剤形:
無色澄明の注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

GHは脂肪組織や筋組織の局部組織に作用し、タンパク質合成、グルコースおよび脂質代謝の促進などにより、成人成長ホルモン分泌不全症における体組成異常や脂質関連マーカー異常を改善します。
通常、成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病、悪性腫瘍がある。脳腫瘍(頭蓋咽頭腫、下垂体腺腫、松果体腫など)による成人成長ホルモン分泌不全症である。心疾患、腎疾患、慢性腎不全がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、開始用量として、1週間に体重kg当たり主成分として0.021mgを6〜7回に分けて皮下に注射します。臨床症状に応じて1週間に体重kg当たり0.084mgを上限として漸増され、1週間に6〜7回に分けて皮下に注射します。なお、投与量は臨床症状および血清インスリン様成長因子‐I(IGF-I)濃度などの検査所見に応じて適宜増減されますが、1日量として1mgを超えてはいけません。
    この薬は1カートリッジ中に主成分を10mg含有します。いずれの場合も、必ず指示された注射方法に従ってください。
  • 注射する部位は、上腕、大腿、腹部、臀部など広範囲に、順序よく毎回変更してください。
  • 注射針を刺したとき、激痛を感じたり、血流が逆流するのをみた場合は、すぐに針を抜き、部位を変えて注射してください。
  • 感染症の原因となるおそれがあるので、1本の薬剤を複数の人で使用しないでください。
  • 注射を忘れた場合は、次の注射時に1回分を注射してください。絶対に2回分を一度に注射しないでください。なお、注射を忘れたことを担当の医師に伝えてください。
  • 誤って多く注射した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、浮腫、筋脱力、感情不安定、無気力・集中力低下、関節痛、湿疹、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 筋肉が発作的に収縮する[痙攣]
  • 発汗、体重減少、頻脈[甲状腺機能亢進症]
  • 全身の著明なむくみ、尿量減少、呼吸困難[ネフローゼ症候群]
  • 口渇、多飲・多尿、疲労感[糖尿病]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、凍結を避け、2〜8℃で保管してください。使用開始後は、専用の注入器に取りつけたまま、同様に保管し、28日以内に使用してください。凍結した場合は使用しないでください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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