くすりのしおり

外用剤
2014年6月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
フェントステープ1mg
 主成分:
フェンタニルクエン酸塩(Fentanyl citrate)
 剤形:
白色の貼付剤、2.24cm×2.24cm
 シート記載:
HP3161T

この薬の作用と効果について

中枢神経系のオピオイド受容体に作用し、強力な鎮痛作用を示します。
通常、持続する強い痛みの緩和に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。慢性肺疾患などの呼吸機能障害、喘息、徐脈性不整脈、肝・腎機能障害、頭蓋内圧の亢進、脳の器質的障害(意識障害・昏睡、脳腫瘍など)、40℃以上の発熱がある。薬物依存の既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1枚を胸部、腹部、上腕部、大腿部などに貼り、1日(約24時間)毎に貼り替えます。初回貼付用量は主成分として1、2、4、6mgのいずれかの用量が選択されますが、その後は症状や状態により適宜増減されます。本剤は1枚中に主成分1mgを含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 包装袋の開封は、ハサミなどを使用せず手で「(1)ここから開封してください」と書いてあるところからやぶり、次に「(2)つぎにこちらを開封してください」と書いてあるところをやぶって薬を取り出してください。
  • 貼る場所をタオルなどでよくふき、汗などの水分を十分に取り除いた後、傷口や皮膚に異常がある場所を避けて貼ってください。
  • 貼り替える時は、前回貼った場所は避けてください。
  • 薬には透明なフィルムがついていますので、「ここからはがす」と表示されたフィルム面を上にしてかるく半分に折り、片方のフィルムをはがしてから、薬の半分を貼ってください。次に、残りの半分のフィルムをはがして薬を完全に貼ってください。
  • 薬を貼った後は手のひらでしっかり押さえてください。薬を貼った後は水道水で手を洗ってください。
  • 使い忘れた場合は、すぐに通常の手順に従って貼ってください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

生活上の注意

  • 本剤を貼っている部位が電気パッド、電気毛布、カイロ、加温ウォーターベッド、赤外線灯、湯たんぽ、こたつなどの熱源に接しないようにしてください。集中的な日光浴、サウナも控えてください。
  • 本剤を貼っているときは、激しい運動を避けてください。
  • 本剤を貼っているときに熱が出た時は、医師に相談してください。
  • 眠気、めまいが起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、使用中の飲酒は控えてください。
  • 本剤を貼っているときは、熱いお風呂へ入ることは避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、傾眠、貼付部のかゆみ、吐き気、嘔吐、便秘、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸が浅く、ゆっくりになる[呼吸抑制]
  • 意識がうすれる、考えがまとまらない、判断力が低下する[意識障害]
  • この薬の使用を中止しようとしてもやめられずに使用を続けたくなる[依存性]
  • 息苦しい、蕁麻疹、意識がもうろうとする[ショック、アナフィラキシー]
  • けいれん[痙攣]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児、ペットの手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 他人にこの薬を渡すことは絶対にしないでください。
  • 使用が済んだら、粘着面を内側にしてふたつ折りにたたんだ後、外袋に戻すかビニール袋に入れてしっかり封をするなどして家庭用ゴミとして廃棄してください。(乳幼児、小児、ペットの手の届かない場所に廃棄してください。)
  • 薬がいらなくなった場合は病院または薬局に返却してください。返却については薬を受け取った病院か薬局に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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