くすりのしおり

自己注射剤
2019年9月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ビクトーザ皮下注18mg
 主成分:
リラグルチド(遺伝子組換え)(Liraglutide(Genetical Recombination))
 剤形:
無色澄明な注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

この薬はヒトグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)アナログ注射液と呼ばれる注射薬です。この薬は主に膵臓にはたらきかけ、血糖値が高くなると、インスリンの分泌を促して血糖値を下げます。
通常、2型糖尿病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。1型糖尿病、糖尿病胃不全麻痺や炎症性腸疾患などの胃腸障害がある。腹部の手術を受けたことがある。腸閉塞、膵炎の既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は0.9mgを1日1回朝または夕に皮下注射します。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量されます。注射時刻は朝または夕のいずれでもかまいませんが、可能な限り同じ時刻に注射します。注射量は状態に応じて適宜増減されますが、1日に0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で0.3mgずつ最高1.8mgまで増量されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 注射は腹部、大腿、上腕に行い、その場所は毎回変更し、前回の注射場所より2〜3cm離してください。
  • 注射を開始する前に添付されている取扱説明書を必ず読んでください。
  • 1本のビクトーザ皮下注18mgを他の人と共用しないでください。
  • 注射し忘れた場合は、医師に相談してください。絶対に2日分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は、すぐに医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。

生活上の注意

  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 低血糖症状を起こすおそれがありますので、高所での作業や車の運転など危険を伴う作業には注意してください。
  • 注射法や低血糖症状への対処法など、患者だけでなく家族や周囲にも理解してもらい、低血糖症状が起こった時には糖質を含む食品をとるようにしてください。
  • 急性膵炎があらわれることがあります。嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛などがあらわれた場合には、使用を中止し、速やかに医師の診断を受けてください。
  • 甲状腺関連の症状(くびに触れると硬いしこりがあるなど)があらわれた場合には、この薬を処方した医師に相談し、専門医への受診について指示を受けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、便秘、吐き気が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖]
  • 強い腹痛、背中の痛み、お腹が張る、吐き気、嘔吐、体重が減る、喉が渇く、尿量が増える、皮膚が黄色くなる、油っぽい下痢が出る[膵炎]
  • 便やおならが出にくい、吐き気、嘔吐、お腹が減る、腹痛[腸閉塞]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光を避けて保管してください。使用開始前は凍結を避け、冷蔵庫内(2〜8℃)に清潔に保存してください。使用開始後は冷蔵庫にいれず、キャップなどにより光を避けて室温に保管し、30日以内に使用してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。