くすりのしおり

内服剤
2009年9月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ユーエフティE配合顆粒T100[通常療法]
 主成分:
テガフール
ウラシル(Tegafur
Uracil)
 剤形:
白色〜黄白色の顆粒剤
 シート記載:
ユーエフティE配合顆粒T100 100mg/0.5g、TC437

この薬の作用と効果について

がん細胞を攻撃するフルオロウラシルに変換されるテガフールと、そのフルオロウラシルの分解を抑制するウラシルを配合することにより抗がん剤の効き目を高めた薬で、がん(腫瘍)を小さくすることで症状が軽くなることが期待できます。
通常、頭頸部がん、胃がん、結腸・直腸がん、肝臓がん、胆のう・胆管がん、膵がん、肺がん、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、子宮頸がんの自覚的ならびに他覚的症状の緩解に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制(白血球数などが少ない)、下痢、感染症、肝障害または既往、腎障害、心疾患または既往、消化管潰瘍または出血、糖尿病、水痘(みずぼうそう)がある、放射線治療中、前に抗がん剤による治療を受けていた。ティーエスワン(フッ化ピリミジン系の薬)を服用中または7日以内に服用していた。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日1.5〜3g(テガフールとして300〜600mg)を2〜3回に分けて服用します。子宮頸がんでは1日3g(テガフールとして600mg)を2〜3回に分けて服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • ティーエスワン(フッ化ピリミジン系の薬)と絶対に一緒に飲んではいけません。また、ティーエスワンを中止して7日以内はこの薬を飲んではいけません。
  • 飲み忘れた場合は、次の服用時間に1回分服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • この薬の使用中は、症状があらわれない副作用を見つけるためにも、定期的な臨床検査(血液、肝機能、腎機能検査など)が行われますので、受診日はできるだけ守ってください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、色素沈着などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 出血が止まりにくい、体がだるい、のどの痛み、発熱[骨髄抑制]
  • 皮膚が黄色くなる、体がだるい、白目が黄色くなる、食欲不振[重篤な肝障害]
  • 下痢、激しい腹痛[重篤な腸炎]
  • ふらつき、物忘れ、しゃべりにくい[白質脳症を含む精神神経障害]
  • 臭いがわからない[嗅覚脱失]
  • 息苦しい、発熱、から咳[間質性肺炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。