くすりのしおり

自己注射
2015年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ジェノトロピンTC注用5.3mg[成長ホルモン分泌不全性低身長症ほか]
 主成分:
ソマトロピン(遺伝子組換え)(Somatropin (genetical recombination))
 剤形:
白色の塊状粉末と無色澄明な液からなるカートリッジ型の注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

下垂体前葉ホルモンの一つ成長ホルモンで、成長を促進する作用があります。
通常、骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症、ターナー症候群、プラダーウィリー症候群における低身長、SGA(small-for-gestational age)性低身長症の治療に使用されます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病、悪性腫瘍がある。肥満および呼吸器障害があるプラダーウィリー症候群である。脳腫瘍(頭蓋咽頭腫、下垂体腺腫、松果体腫など)による成長ホルモン分泌不全性低身長症である。心疾患、腎疾患、慢性腎不全がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症:通常、1週間に体重kg当たり主成分として0.175mgを2〜4回に分けて筋肉内に注射するか、6〜7回に分けて皮下に注射します。
    骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群
    :通常、1週間に体重kg当たり主成分として0.35mgを2〜4回に分けて筋肉内に注射するか、6〜7回に分けて皮下に注射します。
    骨端線閉鎖を伴わないプラダーウィリー症候群
    :通常、1週間に体重kg当たり主成分として0.245mgを6〜7回に分けて皮下に注射します。
    骨端線閉鎖を伴わないSGA性低身長症
    :通常、1週間に体重kg当たり主成分として0.23mgを6〜7回に分けて皮下に注射します。効果不十分な場合は1週間に体重kg当たり0.47mgまで増量され、6〜7回に分けて皮下に注射します。
    本剤は1カートリッジ中に主成分5.33mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された方法に従ってください。
  • 注射する部位は毎回変更してください。
  • 注射針を刺したとき、激痛を感じたり、血流が逆流するのをみた場合は、すぐに針を抜き、部位を変えて注射してください。
  • 感染症の原因となるおそれがあるので、1本の本剤を複数の人で使用しないでください。
  • 注射を忘れた場合は、気がついた時に1回分を注射してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。なお、注射を忘れたことを担当の医師に伝えてください。
  • 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頭痛、浮腫、攻撃性、脱毛、関節痛・下肢痛などの成長痛、筋痛、注射部位の出血、湿疹、発疹、じんましん、全身のかゆみ、紅斑、頭蓋内圧亢進に伴う乳頭浮腫・視覚異常・頭痛・吐き気および嘔吐、側弯症などの脊柱変形の進行、アデノイド肥大などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 筋肉が発作的に収縮する[けいれん]
  • 発汗、体重減少、脈拍数の増加[甲状腺機能亢進症]
  • 全身のむくみ、尿量減少、呼吸困難[ネフローゼ症候群]
  • 口渇、多量の水を飲む、疲れやすい[糖尿病]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避け2〜8℃で遮光保存してください。
  • 溶解後は、専用の注入器または溶解器に取りつけたまま、凍結を避け2〜8℃で遮光保存し、4週間以内に使用してください。凍結した場合は使用しないでください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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