くすりのしおり

内服剤
2009年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アマンタジン塩酸塩錠50mg「ZE」[インフルエンザ感染症]
 主成分:
アマンタジン塩酸塩(Amantadine hydrochloride)
 剤形:
淡黄色の錠剤、直径7.1mm、厚さ3.7mm
 シート記載:
(表)アマンタジン塩酸塩50mg「ZE」、ZE、50mg、(裏)Amantadine Hydrochloride50mg、アマンタジン塩酸塩50mg

この薬の作用と効果について

A型インフルエンザウイルスの複製(増殖)を初期段階で阻害して、ウイルスの感染を防ぎます。
通常、A型インフルエンザ感染症の治療に用いられます。A型インフルエンザ感染症の予防にも用いられますが、ワクチン療法を補完するもので、ワクチンの入手困難な場合、ワクチン接種が禁忌の場合、ワクチン接種後抗体を獲得するまでの期間に限られます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。てんかんまたはその既往歴、痙攣素因、透析を必要とするような腎障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日2錠(主成分として100mg)を1〜2回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、高齢者および腎障害のある場合の上限は1日2錠(100mg)とされています。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • めまい、ふらつき、立ちくらみ、霧視があらわれることがありますので、高所での作業、車の運転など危険を伴う機械の操作には十分注意してください。
  • 因果関係は明らかではありませんが、飲んだ後に異常行動などの精神神経症状がみられた例が報告されているので、保護者は小児や未成年者が一人にならないように注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、睡眠障害、眠気、不安、気分高揚、激越、失調、興奮、めまい、頭痛・頭重、脱力感・倦怠感、発汗、網状皮斑、下肢浮腫、胸痛、低体温、尿失禁などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高熱、意識障害、筋硬直[悪性症候群]
  • 発熱、目の充血、広範囲の紅斑・水疱[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症]
  • 視力低下、目の異物感、まぶしい[びまん性表在性角膜炎、角膜上皮浮腫様症状]
  • 全身のむくみ、息苦しい、横になるより座っている方が呼吸が楽になる[心不全]
  • 意識がうすれる、幻覚・妄想、けいれん[意識障害(昏睡を含む)、精神症状、痙攣、ミオクロヌス]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。