くすりのしおり

内服剤
2014年6月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
リスペリドン錠1mg「トーワ」
 主成分:
リスペリドン(Risperidone)
 剤形:
白色〜微黄白色の錠剤、直径6.6mm、厚さ2.8mm
 シート記載:
Tw013、リスペリドン「トーワ」、1mg

この薬の作用と効果について

中枢神経系に作用するドパミンやセロトニンの機能を調節して、不安、緊張などの症状をしずめ、精神の不安定な状態を抑え、気力が出ず何についても興味がもてない状態を改善させます。
通常、統合失調症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。昏睡状態、中枢神経抑制剤の影響下にある、心・血管系疾患または疑い、低血圧または疑い、パーキンソン病、レビー小体型認知症、てんかんなどの痙攣性疾患または既往歴、自殺企図の既往および自殺念慮、肝障害・腎障害、糖尿病または既往歴あるいは危険因子(家族歴・高血糖・肥満など)がある。脱水・栄養不良状態などを伴い体が衰弱している。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1錠(主成分として1mg)を1日2回服用することから開始し、徐々に増量されます。維持量は通常1回1〜3錠(1〜3mg)を1日2回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日12錠(12mg)を超えません。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときに1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が5時間以内の場合は1回とばして、次回から指示どおりに飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないでください。
  • 飲酒により薬の作用が強くあらわれることがありますので、服用中の飲酒は控えてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、アカシジア(じっとしていられない)、パーキンソニズム(手足のふるえ、よだれ、筋肉のこわばり)、不眠、眠気、不安・焦躁感、便秘、けん怠感、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 強度の筋肉のこわばり、嚥下(飲み下し)困難、頻脈[悪性症候群]
  • 口の周囲の不随意運動(舌を出し入れしたり、口をもぐもぐさせる)[遅発性ジスキネジア]
  • 痙攣、意識障害、吐き気・嘔吐[抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
  • 口渇、多飲、多尿[高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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