くすりのしおり

内服剤
2016年9月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
エビリファイ内用液0.1%(12mL分包)
 主成分:
アリピプラゾール(Aripiprazole)
 剤形:
無色澄明の液剤
 シート記載:
(表)エビリファイ内用液0.1%、12mg/1包、1mg/mL、12mL(裏)12mg/1包、12mL

この薬の作用と効果について

脳内の神経伝達物質であるドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善させます。また、抑えることのできない感情の高まりや行動などの症状を改善します。
通常、統合失調症の治療、双極性障害における躁症状の改善、うつ病・うつ状態の治療、小児期(原則として6歳以上18歳未満)の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病またはその既往歴や家族歴、肝障害、心・血管疾患、低血圧、てんかんなどの痙攣性疾患またはその既往歴、自殺を図ったまたは思いめぐらせている、脳の器質的障害、衝動性が高い併存障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 統合失調症:通常、成人は1日6〜12mL(主成分として6〜12mg)を1〜2回に分けて服用を開始し、維持用量として1日6〜24mL(6〜24mg)を1〜2回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mL(30mg)を超えないこととします。
    双極性障害における躁症状の改善:通常、成人は1回12mL〜24mL(主成分として12〜24mg)を1日1回服用します。開始用量は24mL(24mg)とし、年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mL(30mg)を超えないこととします。
    うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る:通常、成人は1回3mL(主成分として3mg)を1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、増量幅は1日3mL(3mg)とされ、1日服用量は15mL(15mg)を超えないこととします。
    小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性:通常、1回1〜15mL(主成分として1〜15mg)を1日1回服用します。開始用量は1mL(1mg)とし、症状により適宜増減されますが、増量幅は1日最大3mL(3mg)とされ、1日服用量は15mL(15mg)を超えないこととします。
    本剤は1包中に12mL(主成分として12mg)を含みます。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 1回分を直接服用するか、1回量を白湯、湯冷まし、またはジュースなどに混ぜて、コップ1杯(約150mL)に薄めて服用し、薄めた後はなるべく速やかに服用してください。薬の含量が低下することがありますので、煮沸していない水道水、茶葉由来飲料(紅茶、ウーロン茶、緑茶や玄米茶など)、味噌汁とは混ぜないでください。また、硬度の高い一部のミネラルウォーターなどと混ぜると、濁りを生じ薬の含量が低下することがありますので、濁った場合は服用しないでください。
  • 飲み忘れに気付いたらすぐに1回分を服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合にはその時に服用せずに、次に服用する時間に1回分を服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。
  • アルコール(飲酒)は薬の作用を強めることがありますので、注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、不眠、神経過敏、アカシジア(じっとしていることができない)、振戦(手足の震え)、不安、体重減少、筋強剛、食欲不振、食欲亢進、倦怠感、傾眠、寡動(表情の動きが少ない)、流涎(よだれが出る)、体重増加、吐き気、嘔吐、ジストニア(筋緊張異常)、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 口が渇く、よく水を飲む、尿が多く出る[糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]
  • 動かずだまっている、筋肉のこわばり、急激な発熱[悪性症候群]
  • 舌を動かしたり、出し入れしたり、絶えず噛むような口の動き[遅発性ジスキネジア]
  • 吐き気・嘔吐、便が出ない、激しい腹痛[麻痺性イレウス]
  • 脱力感、筋肉の痛み、赤褐色尿[横紋筋融解症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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