くすりのしおり

内服剤
2012年1月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
イスコチン原末
 主成分:
イソニアジド(Isoniazid)
 剤形:
白色の粉末剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

結核菌の増殖を阻害することにより抗菌作用を示す化学療法剤です。
通常、肺結核およびその他の結核症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害、精神障害、アルコール中毒、てんかんなどの痙攣性疾患、薬物過敏症、血液障害、出血傾向がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日量200〜500mg(4〜10mg/kg)を1〜3回に分けて、毎日または週2日服用します。必要な場合には、1日量成人は1gまで、13歳未満は20mg/kgまで増量されます。また、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • この薬の服用中に、ヒスチジンを多く含有する魚(マグロなど)を食べると、頭痛、紅斑、嘔吐、そう痒などが起きることがあり、また、チラミンを多く含有する食物(チーズなど)を食べると血圧上昇、動悸があらわれることがあるので、注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、出血傾向、頭痛、めまい、倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、胃部膨満感、腹痛、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 食欲不振、全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる[劇症肝炎などの重篤な肝障害]
  • 発熱、紅斑、水疱、びらん[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症(剥脱性皮膚炎)]
  • 発疹、発熱[薬剤性過敏症症候群]
  • 発熱、紅斑、筋肉や関節が痛い[SLE様症状]
  • 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎]
  • 発熱、皮疹、尿量減少、手足や顔のむくみ[腎不全、間質性腎炎、ネフローゼ症候群]
  • 発熱、のどの痛み、全身倦怠感、出血傾向(歯ぐきの出血、鼻血、皮下出血など)[無顆粒球症、血小板減少]
  • 筋肉が発作的に収縮する[痙攣]
  • 視力低下、中心暗点(視野の中心部が暗くて見えにくい)[視神経炎、視神経萎縮]
  • 四肢の異常感覚、しびれ感、知覚障害[末梢神経炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。