くすりのしおり

内服剤
2016年2月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ネクサバール錠200mg
 主成分:
ソラフェニブトシル酸塩(Sorafenib tosilate)
 剤形:
赤色の錠剤、直径10mm、厚さ4.5mm
 シート記載:
NEXAVAR 200mg

この薬の作用と効果について

腫瘍の進行に関与するキナーゼを阻害して腫瘍の増殖と血管新生を阻害し、抗腫瘍効果を発揮します。
通常、腎細胞癌(根治切除不能または転移性)、切除不能な肝細胞癌、根治切除不能な甲状腺癌の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用した際、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回2錠(ソラフェニブとして400mg)を1日2回服用しますが、状態により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、1回分とばして次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 高脂肪食はこの薬の血漿中濃度を低下させ、効果を弱めることがあるので、高脂肪食を摂る時には食事の1時間前から食後2時間までの間を避けて服用してください。
  • 動物実験で催奇形作用が報告されているので妊娠する可能性がある場合は、有効な避妊をしてください。また動物実験で母乳へ移行することが報告されているので授乳を避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、手足症候群(手のひらや足底の痛み・赤く腫れあがる・皮膚がむける・水疱など)、脱毛、下痢、発疹・皮膚落屑、疼痛、高血圧、疲労、体重減少、食欲不振、口内炎、かゆみ、吐き気、嗄声(シャガレ声)、皮膚乾燥などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 眼の充血、口内・くちびる・外陰部などの粘膜のただれ、発熱を伴う全身の発疹・みずぶくれ[中毒性表皮壊死融解症、スティーブンス・ジョンソン症候群]
  • 白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、吐き気・嘔吐[劇症肝炎、肝不全などの肝障害]
  • 発熱、頭痛、から咳・息苦しい[急性肺障害・間質性肺炎]
  • 血圧の著しい上昇、意識がもうろうとする、激しい頭痛[高血圧クリーゼ]
  • 胸痛、胸の圧迫感、息苦しさ[心筋虚血・心筋梗塞]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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