くすりのしおり

内服剤
2018年5月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
コンサータ錠18mg
 主成分:
メチルフェニデート塩酸塩(Methylphenidate hydrochloride)
 剤形:
黄色の錠剤、直径5.3mm、長さ12mm
 シート記載:
(表)コンサータ18mg、alza18、(裏)concerta18mg、コンサータ18mg

この薬の作用と効果について

脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン)を増加させ、神経機能を活性化し、注意力を高めたり、衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。
通常、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。過度の不安・緊張・興奮性、緑内障、甲状腺機能亢進、不整頻拍、狭心症、運動性チック、Tourette症候群(既往歴や家族歴を含む)、うつ病、褐色細胞腫がある。てんかん(既往歴を含む)、高血圧、心不全、心筋梗塞、脳血管障害、精神系疾患(統合失調症、精神病性障害、双極性障害)、薬物依存・アルコール中毒の既往歴、心臓に構造的異常、消化管狭窄などがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 18才未満の患者さん:通常、主成分として初回18mgを1日1回朝に服用することから開始し、維持量は1回18〜45mgを1日1回朝に服用します。増量される場合は1週間以上の間隔をあけて1日9mgまたは18mgずつ増量されます。症状により適宜増減されますが、1日54mgを超えません。
    18歳以上の患者さん:通常、主成分として初回18mgを1日1回朝に服用します。増量される場合は1週間以上の間隔をあけて1日9mgまたは18mgずつ増量されます。症状により適宜増減されますが、1日72mgを超えません。
    本剤は1錠中に主成分18mgを含有します。いずれの場合も、原則として午後の服用を避けてください。必ず指示された服用方法に従ってください
  • 徐放性製剤ですので、割ったり、噛み砕いたり、溶かしたりせずに、水で服用してください。
  • 飲み忘れた場合は気づいた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、午後の場合は、原則として服用を避けてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 長期間使用する場合は、定期的に血液検査が行われることがあります。
  • めまい、眠気や視覚障害などが起こることがありますので、自動車の運転や機械の操作は避けてください。
  • 便の中にこの薬の外側の殻が排泄されますが、正常なことであり心配することはありません。
  • 薬の副作用が強まることがありますので、アルコールを含む飲食物はなるべく避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、食欲減退、不眠症、体重減少、頭痛、腹痛、悪心、チック、発熱、睡眠障害、動悸、口渇などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、広範囲の皮膚潮紅、強いかゆみ[剥脱性皮膚炎]
  • 冷汗、胸の圧迫感・狭さく感・痛み[狭心症]
  • 強度の筋肉のこわばり、発熱、飲み込みにくい[悪性症候群]
  • 手足の片側の麻痺、言語障害、一時的な意識障害[脳血管障害(血管炎、脳梗塞、脳出血、脳卒中)]
  • 食欲不振、全身倦怠感、嘔吐、黄疸[肝不全、肝機能障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。絶対に他の人に譲ったりしないでください。
  • 薬が残った場合、保管しないで、受け取った薬局または処方された医療機関へ返却してください。
  • この薬を海外に持ち出す場合もしくは海外から持ち込む場合には、その総量によっては「処方せんの写し」または「医師の証明書」が必要です。詳細は医師または薬剤師にご相談ください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

キーワード検索

 

 

 

 

更に絞り込む

製品名を索引から探す
製品名で検索

医薬品情報データサービス iyakuSearch

添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。