薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
プロカインアミド塩酸塩(Procainamide hydrochloride)
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剤形: |
白色〜淡黄白色の錠剤、直径10.2mm、厚さ5.9mm |
シート記載: |
アミサリン250mg Amisalin250mg 不整脈のお薬です |
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この薬の作用と効果について
心筋の異所性自動能や刺激伝導能を抑制し、被刺激性を低下させて、心筋細胞の刺激生成異常による不整脈を抑制します。 通常、各種不整脈の治療や予防に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。刺激伝導障害(房室ブロック、洞房ブロック、脚ブロックなど)、うっ血性心不全、重症筋無力症がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回1〜2錠(主成分として0.25〜0.5g)を3〜6時間ごとに服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、吐き気、食欲不振、下痢、頭痛、不眠、幻視、幻聴、発熱、発疹、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 動悸、胸痛、意識障害[心室頻拍、心室粗動、心室細動]
- 呼吸困難、発汗、むくみ[心不全]
- 発熱、関節の痛み、体がだるい[SLE様症状]
- 発熱、のどの痛み、筋肉痛[無顆粒球症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気(吸湿性)を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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