くすりのしおり

内服剤
2016年7月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ランサップ800
 主成分:
1.タケプロンカプセル30;ランソプラゾール
2.クラリス錠200;クラリスロマイシン
3.アモリンカプセル250;アモキシシリン水和物(Lansoprazole
Clarithromycin
Amoxicillin hydrate)
 剤形:
1.タケプロンカプセル30;頭部がうすい橙色、胴部がうすい黄色のカプセル剤、長径15.8mm、短径5.8mm2.クラリス錠200;白色の錠剤、直径8.6mm、厚さ5.4mm3.アモリンカプセル250;頭部・胴部ともに白色のカプセル剤、長径18.8mm、短径6.3mm
 シート記載:
(表)ランサップ800、1日2回(朝、夕)、7日間続けて服用してください、(裏)ランサップ800の服用方法

この薬の作用と効果について

タケプロンカプセル30は胃粘膜のプロトンポンプを阻害し、胃酸の分泌を抑制して抗生物質(クラリス錠200とアモリンカプセル250)の抗菌作用を高め、クラリス錠200とアモリンカプセル250はヘリコバクター・ピロリ菌に対し、抗菌作用を示します。
通常、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。伝染性単核症、腎障害、心疾患、肝障害、本人または両親や兄弟に気管支喘息や発疹などアレルギー体質がある、口から食事を十分摂取できない。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回タケプロンカプセル30を1カプセル(ランソプラゾールとして30mg)、クラリス錠200を1錠〔クラリスロマイシンとして200mg(力価)〕、アモリンカプセル250を3カプセル〔アモキシシリン水和物として750mg(力価)〕を1日2回、7日間服用します。なお、クラリス錠200は必要に応じて適宜増量されますが、1回2錠〔400mg(力価)〕を1日2回服用が上限とされています。本剤は1シート(1日分)に朝と夕分として各(タケプロン30を1カプセル、クラリス錠200を2錠、アモリンカプセル250を3カプセル)が包装されています。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気が付いたときに1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が5時間以内の場合は、飲まないでおき、次に飲む時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

これらの薬を飲むと下痢などの消化器症状、味覚異常または発疹を起こすことがあります。症状に応じて次のようにしてください。
1)軟便、軽い下痢などの消化器症状や味覚異常が起きた場合
自分の判断で薬の飲む量や回数を減らしたりせずに、残りの薬を最後まで(7日間)飲み続けてください。
ただし、症状がひどくなった場合は、担当の医師または薬剤師に相談してください。
2)発熱や腹痛を伴う下痢、下痢に粘液や血液が混ざっている場合、または発疹の場合
直ちに薬を飲むことを中止し、担当の医師または薬剤師に連絡してください。

上記以外の主な副作用としては、腹部膨満感、貧血、かゆみ、口内炎、頭痛、めまい、便秘、口渇、眠気、発熱、女性化乳房、吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、幻覚、失見当識(時間、場所、名前がわからない)、意識障害、せん妄、そう病、ふるえ、耳鳴、聴力低下、嗅覚異常、口腔内びらん、歯牙変色、しびれ、筋肉痛、動悸、低血糖などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 気分が悪い、発汗、息苦しい、発疹、顔面のむくみ、痙攣[ショック、アナフィラキシー]
  • 体がだるい、発熱、息切れ、鼻血・皮下出血、赤褐色の尿[汎血球減少、無顆粒球症、顆粒球減少、溶血性貧血、血小板減少、貧血]
  • 皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振[肝機能障害、黄疸、肝不全、劇症肝炎]
  • 発熱、頭痛、関節痛、皮膚・眼・口内に発疹ができる・赤くなる、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性膿疱症、多型紅斑、紅皮症]
  • 発熱、から咳、息苦しい[PIE症候群、間質性肺炎、好酸球性肺炎]
  • 尿量が減る、顔や手足がむくむ、発熱[急性腎不全、尿細管間質性腎炎]
  • 腹痛、頻回の下痢、血便[偽膜性大腸炎、出血性大腸炎]
  • 胸痛、動悸、胸部の不快感[QT延長、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、心室細動]
  • 脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症]
  • けいれん[痙攣]
  • 紫斑[アレルギー性紫斑病]
  • 発疹、発熱[薬剤性過敏症症候群]
  • 項部硬直、発熱、頭痛、吐き気・嘔吐[無菌性髄膜炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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