くすりのしおり

内服剤
2010年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アモキサンカプセル10mg
 主成分:
アモキサピン(Amoxapine)
 剤形:
淡赤褐色のカプセル剤、長径14.5mm、短径5.3mm、重量220mg
 シート記載:
(表)アモキサン10mg、10mg、LL145、(裏)Amoxan10mg、10mg、アモキサン10mg

この薬の作用と効果について

脳神経細胞への脳内伝達物質(カテコールアミン)の再取り込みを阻害することにより、シナプスにおけるカテコールアミンの濃度を上昇させ、憂うつな気持ちや落ち込んでいる気分を和らげます。
通常、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障、心筋梗塞の回復初期、排尿困難または眼内圧亢進など、心不全・心筋梗塞・狭心症・不整脈(発作性頻拍・刺激伝導障害など)などの心疾患または甲状腺機能亢進症、てんかんなどの痙攣性疾患またはその既往、躁うつ病、自殺念慮またはその既往、自殺企図の既往、脳の器質障害または統合失調症の素因、衝動性が高い併存障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、1日主成分として25〜75mgを1〜数回に分けて服用します。効果が十分ではないと判断される場合には1日150mg、症状が特に重い場合には1日300mgまで増量されることもあります。本剤は1カプセル中に主成分10mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力の低下が起こることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作や高いところでの作業などは避けてください。
  • アルコールは薬の副作用を強めることがありますので、注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、口渇、便秘、めまい、眠気、排尿困難、乏尿、視調節障害、鼻閉、眼内圧亢進などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 無動緘黙(動けない)、嚥下(飲み込む)困難、頻脈(脈が速い)[悪性症候群]
  • 筋肉が発作的に収縮する、考えがまとまらない、ない物が見え・聞こえる[痙攣、精神錯乱、幻覚、せん妄]
  • 発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状[無顆粒球症]
  • 食欲不振、吐き気、著しい便秘[麻痺性イレウス]
  • 口周部の不随意運動(舌を動かし、出し入れし、絶えず噛むような口の動き)[遅発性ジスキネジア]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。