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「コンコーダンス指向くすりのしおり」
―コンプライアンスからコンコーダンスへ―

患者さんには、自身の治療(薬物療法を含みます)の決定に関わることができるよう、質の高い、信頼性のある、わかりやすい情報へのアクセスが求められています。
そんな中、患者さんや国民の皆さんへの「くすり」の情報について、その提供のあり方、質の向上、アクセスのしやすさなど改善の必要性が認識されてきています。現在、海外では、患者さん、公的機関、製薬会社を含む多くの関係者により改善に向けた取り組みがなされています。

ところで患者さんが、医療者とのパートナーシップに基づき、両者間で情報を共有し、対等の立場で話し合った上で、治療を決定しましょうという考えが“Shared Decision Making”として紹介されています。また、薬の服用(決定)に関するこの考えが “Concordance(コンコーダンス)”であり、患者さんと医療者間での話し合いを尊重することが基本となっています。

このコンセプトに基づき、くすりの適正使用協議会では、コンコーダンスに向けた病気とその治療(薬物療法を含みます)の情報を患者さん、医療者に提供するために、「コンコーダンス指向くすりのしおり」の作成に取り組んでおります。そこでは、以下の方針がとられています。

・治療の開始に当たって、患者さんが医療者と話し合いができるように、病気とその治療の情報を提供します。
・患者さんが、自身の病気やその治療について理解を深め、納得の治療を選択できるようサポートします。
・治療している間にも患者さんの疑問に答えられるようにサポートします。

このように、「コンコーダンス指向くすりのしおり」では、病気の情報やその治療の情報、さらに薬物治療に用いられる「くすり」の情報を連動させたトータルな情報を、患者さんや国民の皆さんに提供し、病と共に生きていく患者さんをサポートし、力づけていく”encourage”ことを目指しております。
取っ掛かりの「コンコーダンス指向くすりのしおり」として、患者さんの多い高血圧と糖尿病を取り上げ作成を開始しました。その後、その使用経験をもとに、よりよいものに発展させていきたいと考えております。
患者さんや国民の皆さんが病気のこと、その治療のことそしてその「くすり」のことを十分理解され適正な医療、適正な薬の使用を確保されることを願っております。

ご了解ください・・・
ここに提供する情報は、医師とのコンサルテーションに代わることを意図して作られたものではありません。くすりの適正使用協議会は、このサイトの利用により生じたいかなる不利益、損失、危害に対して責任を負うものではありません。

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