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2015年12月21日

出前研修:田園調布学園中等部高等部・第七支部養護部会

 くすり教育委員会は、12月3日に東京都の田園調布学園中等部高等部にて、第七支部養護部会(14名出席)を対象に出前研修を行いました。小学校や幼稚園を併設している学校もありましたが、基本的に中学・高校の養護教諭であり、中学校から高等学校の学習指導要領に合わせた内容で実施しました。
 先生方は大変熱心に聴講され、特に、研修の中で行った授業の一例では、すっかり生徒になりきって、生徒が本当に疑問に思いそうな素朴な質問が数多く出されました。
 なお、今回窓口となった養護教諭の先生は、保健体育教諭との連携のもと、すでに数多くの「医薬品の授業」を実践しており、その取り組みはとても参考になるものでした。
 今回の受講者には、研修後に「くすり教育」をどの程度実践したか、年度末の調査を了解頂きましたので、結果を楽しみにしています。

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2015年12月18日

『第48回日本薬剤師会学術大会』で発表-調剤薬局における外国人患者への対応実態に関するアンケート調査-

 くすりのしおりコンコーダンス委員会は、2015年11月22日、23日に鹿児島で開催された第48回日本薬剤師会学術大会において、調剤薬局における外国人患者への対応実態について、外国人患者の対応経験がある408名の薬剤師を対象に調査した結果をポスター発表しました。
 来日外国人の増加や東京2020オリンピック・パラリンピック開催施策の一環として、外国人診療拠点病院の設置等が推進されています。医療現場としての調剤薬局では、外国語対応スタッフの配備やその服薬指導状況は未だ十分でないこと、また、93%の薬剤師は外国人患者の対応時に、参考にしている英語版医薬品情報がないと回答しており、英語版医薬品情報の必要性は高いが準備不足であることが推察されました。そのような中、英語版しおりは役立つ1ツールとして高評でありましたが、その活用頻度は低いという結果でした。
 英語版くすりのしおりが薬剤師及び外国人患者双方の不安軽減に役立つことを期待し、協力企業と共にその活用範囲のさらなる拡大及び充実を図って行きたいと考えています。

発表したポスターはこちらをクリックしてください。

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2015年12月14日

薬剤疫学実践セミナー2015を開催

 くすりの適正使用協議会の会員を対象とした薬剤疫学実践セミナー2015を、11月27日・28日に横浜(オンワード総合研究所)にて開催しました。本セミナーの目的は、薬剤疫学を日常業務で実践するために必要な実務的知識の修得に加えて、会員相互の情報交換の場を設けることにあります。

 企業報告では、「よりよい医薬品安全性監視のあり方」をテーマに、対照群を置いた前向きコホート研究とJSPE作成PVPチェックリストの活用について、発表とディスカッションを行いました。
 アカデミアからは、京都大学 川上先生と慶應義塾大学 漆原先生を招聘し、それぞれ「医療系リアルワールドデータの勃興と臨床研究の実例」、「医薬品安全監視の潮流-医療データの標準化と集積がもたらすもの」及び「Big Observational Dataの研究事例」を解説していただきました。
 また、海外情報分科会による最新成果物の報告と、意見交換も行いました。

 セミナー参加者から、「クローズな会であるため聞ける話も多く、大変濃い内容で有意義でした」、「リスク最小化計画の評価は課題が多いので、今後、業界として実例を蓄積していく必要がある」などの意見をいただきました。

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日本薬剤疫学会第21回学術総会のシンポジウムで講演

 2015年11月8日に開催された日本薬剤疫学会のシンポジウムにおいて、「くすりの適正使用協議会による薬剤疫学教育への貢献」と題し、ベネフィット・リスクマネジメント/リスクコミュニケーション啓発委員会の武部委員長が講演しました。

 シンポジウム3「薬剤疫学の教育」では、座長の赤沢先生(明治薬科大学教授)のイントロダクションに続いて、高田 充隆氏(近畿大学薬学部)、武部 靖氏(くすりの適正使用協議会)、竹内 由則氏(PMDA、医療情報活用推進室)、佐藤 敏彦氏(ヘルスケア・データサイエンス研究所)の各氏から、各自の実践する「薬剤疫学の教育」について講演とディスカッションが行われました。

 武部委員長は、協議会の主催する薬剤疫学関連の各種セミナーについて紹介し、特に「薬剤疫学入門セミナー」は、会員企業以外にも門戸を開いており、多くの企業が導入・継続教育に取り入れ、薬剤疫学の基本的知識の習得に役立っていることを講演しました。
 
 フロアからも薬剤疫学を修得した人材をすぐにでも欲しいとの製薬企業からの発言もあり、大規模なデータベースの構築や研究ガイドラインなどのインフラ整備とともに、それを実際に使える人材の育成が重要であるとの認識を共有するシンポジウムとなりました。