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2008年05月23日

くすり教育パワーポイント・スライドを解説付きにバージョンアップ

 くすりの適正使用協議会は、くすり教育を実施しやすいように作成した「くすり教育パワーポイント・スライド」を解説付きにバージョンアップして、協議会ホームページにて5月23日より公開いたしました。

 協議会では、「できるだけ早い時期から、健康の大切さと、くすりを正しく使用するための基本的な学習が必要」との考えから、児童・生徒を対象に「くすり教育」に取り組み、教材の開発に重点を置いて活動しております。その教材の一つとして120枚のスライドからなる「パワーポイント・ライブラリー」(小学生用)を構築しておりましたが、この度、平成24年度施行の「中学校新学習指導要領(保健体育)」に医薬品に関する項目が新たに盛り込まれたこともあり、その内容を大幅に改訂いたしました。各スライドに簡単な話し言葉の解説文(授業例、指導ポイント、強調ポイント)を付記し、そのまま授業で使えるように工夫いたしました。

 「解説付きくすり教育パワーポイント・スライド」の主な特徴は、

①『小学生用』と『中・高・一般向け用』の2種類を作成し、年齢別に理解度が高まるようにした。
②『小学生用』は、小学校5年生までに習得する漢字を使用したルビ無しと、5年生以下の児童の教育用にルビ付きの2パターンを用意した。
③120枚のパワーポイント・スライドを14のテーマ(くすりの正しい使い方、薬の効き方等)に分類し、それぞれQ&A方式とした。
④対象児童、授業時間に合わせ、多数のスライドやテーマの中から自由に組み合わせて授業を構成することができる。
⑤どなたでも自由に、無償でダウンロードができる。

という点にあります。

 なお、このパワーポイント・スライドは「第6回 消費者教育教材資料表彰」(財団法人消費者教育支援センター)の視聴覚資料部門において優秀賞を受賞しております。(平成20年4月)

◆解説付きくすり教育パワーポイント・スライド
URL: http://www.rad-are.com/

◆参 考
【くすり教育への取り組み経緯】
 協議会では、生命・健康の維持増進に課す医薬品の重要性を考え、患者さん、医師、薬剤師など直に関わる人々に対して「医薬品の適正使用」を啓発し、普及する活動を長年に亘って展開しております。
 とりわけ、「できるだけ早い時期から医薬品に関する基本的な学習を行う重要性」を認識し、児童・生徒を対象にした「くすり教育」に取り組み、教材の開発に重点を置いて活動しております。
 平成13年に全国の小学校高学年を対象に行った調査の結果、日本における小学生に対するくすりの教育は不十分であることが確認されました。その結果を受け、平成16年度に「児童および青少年のくすり教育プログラムガイド」(以下、プログラムガイド)を作成し、くすり教育に対する日本における標準的な考え方を提案、さらにプログラムガイドに則った教育カリキュラムを作成し、その推進ツールとしてパワーポイント・スライドをまとめた「パワーポイント・ライブラリー」を構築いたしました。
 また、平成19年度に発足した日本薬剤師会との共同プロジェクトチーム「医薬品適正使用啓発推進事業検討会」では、活動の軸となる「啓発資材の作成」において、協議会のパワーポイント・スライドが採用され、活用されました。
 さらに、文部科学省が公表した「新学習指導要領案」について2度にわたりパブリックコメントを提出しました。平成24年度より施行される中学校学習指導要領の「保健体育」に、初めて医薬品に関する内容として、『健康の保持増進や疾病の予防には、保健・医療機関を有効に利用することがあること。また、医薬品は正しく使用すること』という文章が盛り込まれました。
 このように協議会では、精力的に我が国の「くすり教育」の発展のために尽力しております。

【当協議会における、平成19年度「くすり教育」関連活動】
 協議会の位置づけ:くすり教育の現場で、授業の企画・実施を行う「養護教諭」と授業の実施・解説を行う「学校薬剤師」、それぞれの立場にたち、ハブ役を務めていくことを前提として活動。
<教諭対象>
◆「小学保健ニュース」 
10/18発行:ポスター作成「くすりを飲むときはルールがある」  約2万校へ送付。
◆「教育家庭新聞」 22万部
・7/14発行:児童教育URLを広告掲載。
・10/13発行:加藤哲太氏(東京薬科大学薬学部教授)のインタビュー「くすり教育の現状と重要性」、藤嶋由紀子氏(熊本県南阿蘇郡白水小学校養護教諭)のインタビュー「実施したくすりの授業について」、協議会のホームページのコンテンツ(スライドや動画)の紹介。
・11/10発行:文京区保健主任研修会(9/21)の内容紹介。    
◆「第13回全養連研究協議会」出展
・2/22:「くすり教育」に関するパッケージ資料260部配布。
<学校薬剤師/薬剤師会対象>
◆日本薬剤師会「医薬品適正使用啓発推進検討会」発足、参加。(上記*3参照)
◆京都府「京都学校薬剤師会演習会
・5/27:協議会のHPにある「PPスライドを使った教材作成方法」をメインに1時間の講義を実施。
◆「健康・学校環境衛生講習会(宮崎)
・8/5:展示参加。協議会のHPを紹介し、くすり教育関連資料を配布してHPアクセスアップ及び講師派遣要望の引き出しを狙った。
◆「文京区教育委員会 保健主任対象研修会
・9/21:ホームページコンテンツ紹介、オリジナルファイル作成方法講習。くすりの授業のすすめ方講習(デモ実施)。
府中市学校薬剤師会
・11/28:学習指導要領改訂により、中学校に医薬品が含まれるなどの動きを解説、授業の進め方のコツ、教材紹介。
和歌山県薬剤師会
・12/16:授業の進め方のコツ、くすり相談会の進め方、高齢者への啓発について、教材紹介。
◆神奈川県薬剤師会 「神奈川県医薬品適正使用啓発資材作成小委員会」
・1/10:模型・教材紹介を含め、授業の進め方について解説。
◆社団法人日本薬剤師会 「平成19年度 全国学校薬剤師担当者講習会」
・3/6:都道府県薬剤師会 学校薬剤師担当役員対象であるが、協議会から2名参加し聴講。

くすり教育ホームページ
ニュースリリース