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2007年03月01日

2月25日に、医療関係者向けの第6回薬剤疫学勉強会を開催しました。

 この勉強会は、2月14日のTOPICSでもご紹介しましたが、医療関係者の方々が手元にあるデータから、医薬品の適正使用に関する様々な情報を自ら創りだしていただき、患者さんのために役立てて頂こうと開催しているもので、今回で6回目にあたります。勉強会の概要は以下の通りです。
 
◇日時 2007年2月25日(日)
◇場所 日本女性薬剤師会会館(東京・池袋)
◇対象 日本女性薬剤師会 会長、副会長、理事、学術委員、ブロック代表など24名

◇内容
今回は、①薬剤疫学総論、②薬剤疫学研究論文の解説、の2部構成で実施しました。

①薬剤疫学総論
医薬品の承認申請のために実施される臨床試験(治験)は、科学的、倫理的観点から様々な制約のもとで実施されるため、その結果得られる情報には限界があります。そのため、その医薬品の市販後調査により、情報を補充しながら、常にリスクとベネフィットのバランスを評価すること(医薬品安全性監視)が重要です。その方法として、ICH E2E(医薬品安全性監視の計画)で推奨されている薬剤疫学、特に観察研究のデザイン(症例報告、症例集積検討、ケース・コントロール研究、コホート研究)について、それぞれの特徴を解説しました。

②薬剤疫学研究論文の解説
日本で実施されたケース・コントロール研究およびコホート研究の4つの論文を用いて具体的に事例を紹介しました。


勉強会終了後に実施したアンケートによれば、「参考になった」、「薬剤疫学研究を実施したい」との回答が多く寄せられたことから、今後、この勉強会に参加された方々により研究が実施されることが期待されます。

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 当協議会では、医療関係者の方々からの勉強会開催の要望を随時受け付けています。
 ご要望により内容のご相談も承ります。
 お問合せやお申込は「講師派遣」のページからご連絡ください。

『臨床試験からの安全性情報の取り扱い』 CIOMS Working Group VI 報告 を2007年2月22日に丸善より発売しました。

 このたび、『臨床試験からの安全性情報の取り扱い』を2月22日より丸善株式会社から発売することになりました。
 これはCIOMS ワーキンググループ VI の報告を日本語に訳したものです。この中で、開発時での臨床試験開始時点から市販後までの安全性情報を総合的に管理する事の重要性と、管理を強化するための方策を提案しています。

◆書籍名:『臨床試験からの安全性情報の取り扱い』 CIOMS Working Group VI 報告
◆2007年2月22日発行
◆A4版 220ページ
◆監訳:くすりの適正使用協議会
◆発行:(有)レーダー出版センター
◆発売:丸善出版事業部
◆ISBN:978-4-9902064-3-7

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表紙イメージ
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