2016年06月27日

第19回日本医薬品情報学会 学術大会のシンポジウムで講演

 2016年6月4日に第19回日本医薬品情報学会が開催され、シンポジウム2において「ベネフィット・リスクコミュニケーションの基礎と実践」と題し、BR委員会副委員長の松田 真一氏が講演しました。

 シンポジウム2「リスク最小化に向けた患者への医薬品情報」では、座長の山本 美智子氏(昭和薬科大学教授)のイントロダクションに続いて、山本 剛氏(厚生労働省 安全対策課)、杉森 裕樹氏(大東文化大学教授)、保田 明夫氏(富士通FIP)、松田 真一氏(くすりの適正使用協議会)、浅田 和広氏(大原薬品工業)、佐藤 嗣道氏(東京理科大学教授)の各氏による講演とディスカッションが行われました。

 シンポジウムでは、患者さん向け医薬品情報としてPMDAから発信されている「患者向医薬品ガイド」の現状と課題が、中心テーマとして取り上げられました。「患者向医薬品ガイド」は、患者さんやその家族が能動的に利用できる質の高い情報源ですが、情報の質の更なる向上と認知度向上が求められていることが示されました。

 松田副委員長からは、海外情報分科会がまとめた、リスクコミュニケーション(以下、リスコミ)を行う上で重要な4要素を紹介しました。そして適切なリスコミが達成されるためには、科学的解釈に立脚した情報を、患者さんだけではなくマスメディアを含む国民全体に理解し得る形で広く伝達することが重要であると強調しました。

・BR委員会:ベネフィット・リスクマネジメント/リスクコミュニケーション啓発委員会
・PMDA:独立行政法人医薬品医療機器総合機構

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2016年06月10日

第1回定時総会を開催、新役員を選任

 協議会は6月9日、一般社団法人としての第1回総会を、野村コンファレンスプラザ日本橋にて開催いたしました。

本総会にて、平成27年度決算の承認と新体制の説明、新役員の選任、臨時理事会にて黒川理事長が再任されました。新役員は下記の通りです。

■理事長
 黒川 達夫 一般社団法人 くすりの適正使用協議会
■副理事長
 藤原 昭雄 一般社団法人 くすりの適正使用協議会
■理事
 押田 卓也 / アステラス製薬株式会社
 佐々木小夜子 / エーザイ株式会社
 加茂谷 佳明 / 塩野義製薬株式会社
 長谷部 也寸志 / 第一三共株式会社
 大江 善則 / 大日本住友製薬株式会社
 金山 清 / 武田薬品工業株式会社
 土屋 裕弘 / 田辺三菱製薬株式会社
 大箸 義章 / 中外製薬株式会社
 西村 健志 / 日本新薬株式会社
 川音 聡 / ノバルティス ファーマ株式会社
■監事
 山口 均 / Meiji Seika ファルマ株式会社
 三輪 亮寿 / 三輪亮寿法律事務所

 また、法人格取得後、今年度からの新規事業として、下記3つの事業を発表しました。

①バイオ医薬品適正使用推進委員会の新設
 近年ますます使用機会が拡大するバイオ医薬品ですが、既存の低分子医薬品とは異なり、別のカテゴリーに分類することができます。このバイオ医薬品の低分子医薬品とは異なる一般的特性について啓発することで、新しいタイプの医薬品の適正使用に繋げます。

②医薬品安全性監視・安全対策一般入門講座(セミナー)の開設
 国民から医薬品の安全性に対する期待がますます高まってきていることに応えるため、医薬品安全性監視・安全対策を体系的に学べるセミナーを開催します。産官学各方面の専門家を講師陣とし、広く医薬品安全対策に関わる企業の社員を対象に約半年間6回のシリーズで実施いたします。

③国民を対象とした調査及び医薬品リテラシー育成・活用プログラムの作成
 国民の医薬品リテラシーの現状と身につけておくべきリテラシーを調査により明確にし、国民の年代や環境における医薬品リテラシーを体系化します。また、身につけておくべき医薬品リテラシーの啓発資材・ノウハウの開発を行いそれを公開することで、医薬品リテラシー啓発の環境整備に取り組みます。

2016年05月31日

『第10回日本ファーマシューティカルコミュニケーション学会大会』で発表-調剤薬局における外国人患者への対応実態調査-

 くすりのしおりコンコーダンス委員会は、2016年5月29日に名古屋で開催された第10回日本ファーマシューティカルコミュニケーション学会大会(参加者229名)において、調剤薬局における外国人患者への対応実態について、外国人患者の対応経験がある408名の薬剤師を対象に調査した結果を口頭発表しました。
 調剤薬局では、外国人対応スタッフの配備や医薬品に対するコミュニケーションは十分でなく、88%の薬剤師が外国人対応に不安を感じていました。不安の内容としては、外国人対応スタッフがいる場合は「日本人と比べて出来ていない不安」、いない場合は「最低限のことしか出来ていない不安」と推察されました。そのような中、英語版医薬品情報の必要性は高いが、準備不足の感が伺えました。その中で英語版しおりは役立つツールとして評価されましたが、その活用度は低いという結果でした。
 英語版しおりは日本語版くすりのしおり上位1,000品目(2015年度アクセス)の72%が掲載されていますが、今後益々薬剤師と外国人患者のコミュニケーション促進に役立つことを期待し、協力企業と共に更なる活用度向上と充実を図って行きたいと考えています。

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2016年05月17日

くすり教育出前研修:十文字学園女子大学 人間発達心理学科教職課程コース3年生

 くすり教育委員会は、2016年5月13日、十文字学園女子大学の3年生約50名を対象に出前研修を行いました。
 同大学には養護教諭免許と、医薬品など保健の授業を担当できる保健科免許を取得できるコースがあり、今回受講した生徒は、卒業後は養護教諭や保健科教諭としての活躍を目指しています。しかしこれまで医薬品について体系だって学んだことが無く、また、この次の講義では医薬品などの模擬授業の内容を練る段階にあることから、同大学の講師の先生より出前研修の依頼がありました。
 冒頭に行ったドミノクイズでは、医薬品の教育を受けたことが無いにも関わらず、チームワークを発揮して3分以内に完成したチームが多く、続く医薬品の基礎知識や、くすり教育の背景、授業の一例、教材でも、新鮮な驚きをもって受講していました。
 実施後のアンケートでは、医薬品の使用者ではなく、授業を実施する立場に立ったコメントが目立ちました。例えば視覚に訴えるスライドや、大型模型の効果、楽しみながら体感できる実験の重要性、チームティーチングの具体的なイメージや双方のやり取りが大変参考になったようでした。
 これから行われる教育実習でも、医薬品の授業を「行ってみたい」と回答する生徒が多く、今回の内容をヒントとした新たな医薬品の授業の誕生が、楽しみに感じられる出前研修となりました。


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2016年05月12日

薬剤疫学セミナー 入門コース 開催のご案内

 この度、一般社団法人くすりの適正使用協議会は、薬剤疫学の基本的な観察研究デザインについて学んでいただくセミナーを下記のとおり開催します。
 今後、医薬品リスク管理計画に携わる方や、薬剤疫学にご興味をお持ちで今回初めて勉強されるという方を対象に、研究デザインについて事例をまじえて平易に解説します。本セミナーは、医薬品リスク管理計画に必要な観察研究を適切に計画し、また結果を適切に評価できるようになるための基礎的な知識の修得を目標としています。

内容の詳細、プログラム、および申し込み方法は、こちらのページをご覧ください。

【開催日・場所】
東京会場 平成28年7月28日(木) 9:30-17:00 野村コンファレンスプラザ日本橋
大阪会場 平成28年7月14日(木) 9:30-17:00 メルパルク大阪

【定員】 東京会場120名、大阪会場 50名 

【申込み期間】
平成28年5月12 日(木) ~ 6月30日(木) 定員になり次第締め切らせていただきます

【参加費】
会員会社1,000 円/人 非会員会社5,000 円/人
(別途お知らせする期日以降の返金はいたしません。)

【問合せ先】
くすりの適正使用協議会 薬剤疫学セミナー申込係
TEL:03-3663-8891 E-Mail: seminar@rad-ar.or.jp